アメリカ大統領選挙はどうやらバイデンが新大統領になりそうな様相を呈してきてホッとしている。
一方、我が国の国会は両院で予算員会が始まり、菅首相の予算委員会デビューが楽しみだった。
枝野や志位の野党の両代表が揃って予算委員会の質問に立ち、また質問巧者の辻元清美や川内博司が相変わらず注目すべき質問をしていた。
辻元議員
— 立憲民主党 国会情報+災害対策 (@cdp_kokkai) 2020年11月4日
学術会議の公文書散逸に向けてという勧告がもとになって日本は初めて国立公文書館を作った。ご存知でしたか。
菅総理
承知していませんでした。
辻元議員
外した本人が、政府の役職をしていたのも、学術会議がそういう仕事をしていたのも知らなかった。
任命権者として失格じゃないですか。 pic.twitter.com/90njsriV4O
非論理的な #菅総理 が感情的な隙を突かれつい認めた『論理的にはその通り』以下↓
— JIGPIX (@JIGPIX1) 2020年11月2日
❶まず欠員6名を任命
❷その後学術会議の在り方等議論
※国民の理解には、この順番が大切。
🔷コレを認めた。
【川内議員のマジックワード】
動画内で一部赤くしたマジックワードスガ総理の答弁を引き出した(続く) pic.twitter.com/vbcJpFVtvr
菅首相が安倍晋三と違うところは、「承知していませんでした」と素直に認めてしまうところだ。安倍はもっと猿芝居が巧かった。
「それ認めたらダメ」ってところで、何とかうまくごまかせないところが無能で気の毒な状況なのだ。
質問が投げかけられると、度々後方の官僚が資料を渡しに駆け寄ってくるのだが、官僚の資料とは関係ない総理への簡単な質問なので質問者に追い返される官僚。
理詰めの質問にあやふやな答弁でウソやごまかしや無知なことがバレバレになっていく。
きょうの参議院の予算委員会でも同じことの繰り返しだ。世界に冠たる日本国の国会として恥ずかしいことこの上ない。町内会の総会でももっと格調高いよ。
無知や無能が明らかになっていくことが悪いことだとは思わない、むしろ痛快なのだが、閣僚たちが自席でうつむいて恥を偲んでいる姿が何とも情けない。無能な加藤官房長官が恥の上塗りをしているだけだ。
菅義偉は、安倍政権下ですべての期間内閣官房長官を務めていた。毎日定例の記者会見をしていた御仁とは到底信じられない稚拙な答弁だ。予定調の記者会見しかしてこなかったから、こういうことになるんだろう。
「私は担がれて総理総裁になったのだから仕方がございません」では、国民に向けて通用しない申し開きだ。
アメリカは、ひどいトップが4年で交代しそうで何ともうらやましい。直接投票でひっくり返せるのだから。うちらは、もう8年も無知無恥無能な総理大臣に辟易している。