安倍晋三首相が米ニューヨークで11月中旬に行ったトランプ次期大統領との会談に関し、米政府が事前に「トランプ氏はまだ大統領ではない。前例のないことはしないでほしい」と強い異議を日本政府に伝えていたことが分かった。日本側は、会談は非公式でトランプ氏提案の夕食会は見送るとして理解を求めた。しかし、米側は納得せず、ペルーでの国際会議に合わせて調整していたオバマ大統領との首脳会談は実現せず、立ち話にとどまった。日米外交筋が4日、明らかにした。
首相の外交姿勢に対するオバマ米政権の不快感が明らかになった形だ。
これはすでに過去のニュースだが、このたび正式なニュースとして伝えられた。
米政府からまだ大統領でもない人間になぜ単独で会談したのかと、米政府の逆鱗に触れ、安倍はオバマ大統領との首脳会談をキャンセルされてしまったのだ。屈辱的ではないか。
確かに、なぜかトランプの長女が同席するトランプタワーの一室で、安倍は通訳だけ引き連れて会談したのだ。先に会談を予定していたオバマ大統領にも失礼だし、セキュリティの見地からも丸腰でプライベートなビルに首相として出かけていくのも危険だ。大国の現役首相がとる行動ではない、考えられない。
一方、トランプは、オバマの忠告も聞かずに、中国政府を飛び越えて国交のない台湾総統と電話会談したという。これに対して、中国政府はトランプ陣営に政府として正式に抗議した。この男は、ヘアスタイルと同じくらい、あの頭の中身もヘンテコである。
安倍もトランプも、選挙で勝ったというだけでトップにいるのだが、礼儀作法をまったく心得ない不届きものだ。政治的センスがないのは才能がないのだから仕方がないが、礼儀ぐらいはわきまえるべきだ。
この二人による日米関係は、大変なことになると思う。安倍はトランプタワーで何を約束してきたのか、あの通訳を国会で喚問してもいいくらいだ。
今月に、安倍首相はハワイのパールハーバーに慰霊の訪問をするのだという。オバマの広島訪問の返礼なのか、トランプに会った非礼のお詫びなのか、プーチンとうまくいかないで浮気をしたのか知らないが、パールハーバーで「二度と戦争はしません」と誓うのだそうだ。