遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

相変わらず井山と藤井聡太は元気です

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昨日記事にしたが、詩織さん事件をBBCが番組化してくれたことで、さらに番組内の杉田水脈のインタビューを見て、英国のみならず地球上の女性がざわざわしはじめ、日本国内でもネット上では詩織さん事件についての怒りが再燃してきている。いわば、事件のニュースが逆輸入された形になりそうで、少し胸騒ぎがしてきた。

さて、久々に、まだマイブームが継続している井山裕太藤井聡太について少ししたためる。

まず藤井聡太は、6月29日の竜王戦の決勝トーナメントで敗れた。今季初黒星。相手は増田六段で、年齢は藤井の次に若い20歳の棋士で、1年前に藤井が29連勝の新記録を達成した時の相手だった。彼もその後順調に実力を蓄えてきて、この度初めて藤井に勝ち、リベンジを果たした。アッパレ!

この棋戦は、ラスボスが羽生竜王なのだが、今期の藤井の羽生への挑戦は実現しなかった。しかし、今期の王座戦で藤井は勝ち進んでいて、決勝トーナメントの準決勝まで勝ち進んでいる。あと2人を倒せば、ラスボスの中村王座が待ち受けている。そのラスボスを倒せば(9月からの5番勝負)藤井八段が秋に誕生する。

その王座戦の準決勝が6日(VS斎藤)に、名人戦C1組順位戦が3日(VS豊川)にあり、藤井は今週は2度ファンを楽しませてくれる予定である。

一方、井山裕太は7月1日に本因坊戦挑戦手合いを4勝1敗で防衛した(上記画像は終局後の対局室)。7番手合いの本戦、挑戦者山下(画像右)が先勝したものの、その後井山が4連勝し、井山はこれで本因坊戦は7連覇となった。

タイトルの独占状態は8カ月を超えたということで、井山7冠を倒すのは大変なことになってきた。

並行して、碁聖戦というタイトル戦(5番勝負)も進行していて、台湾出身の棋士で20歳の許家元挑戦者がまず先勝した。許が井山に勝ったのはおそらく初めてだと思うが、2局目以降が注目される。井山の7冠が継続されるのか注目される。

また、8月28日から始まる名人戦の挑戦者決定リーグでは、台湾出身の囲碁界のラスボスともいうべき張栩が6連勝しており、挑戦者まであと1勝のところまで来ている。張栩は井山からさまざまなタイトルを剥奪されて以来、初めての挑戦権を得るか、これまた胸騒ぎの囲碁タイトル戦界隈である。