臨時国会開会日、安倍晋三が衆院本会議で行った所信表明演説で、領土や領海、領空の警備に当たっている海上保安庁、警察、自衛隊をたたえた際、安倍氏に促された自民党の議員たちが一斉に立ち上がって手をたたき続けたため、約10秒間、演説が中断したという。
長生きをすると珍しいものにいろいろ遭遇する。日本の国会で、所信表明演説で与党議員が立ち上がって拍手をするなどという前代未聞の出来事に遭遇。
それを見て、真っ先にヒトラーの演説を連想した。ヒトラーの猿まね演説だ。大島理森議長は「ご着席下さい」と議員らを注意したが、それも安倍の起立を促す演説とワンセットになっていたのだろうか。さしもの、与党にやさしい野党維新の馬場幹事長も「異常な光景」だったと斬った。
それにしても、「この男大丈夫かい?」という人間が、国家のトップにいることに唖然とする。お前はヒトラーか、金正恩か、トランプか、アサドかと、まあその辺と同等レベルな人間であろう。この臨時国会で、自信満々のスタートを切ったと思っているだろう。
一方で、ヘタレの野党は迎え撃つ準備はできているのか、大丈夫だろうか。衆議院の解散風が吹き始めているようなので、何とか強烈な存在感をアピールしてもらいたいところだ。がんばれ野党。
ツイッターより
■盛田隆二 ⭐新刊『蜜と唾』(光文社) @product1954
ヒットラーの如き「自己万能感」に包まれて?
>安倍首相が国会で呼びかけ、自民議員が起立し「海保・警察・自衛隊をたたえる拍手」を続けたと。
維新・馬場幹事長「異常な光景。真摯に議論をしあう状況ではなく、自画自賛。言論の府ではなくなる」
■中野晃一 Koichi Nakano @knakano1970
■小沢一郎(事務所) @ozawa_jimusho
所信表明で、安倍総理は未来、未来、未来とまた繰り返していた。自らが確実に破壊しつつある年金の未来、金融市場の未来、農業の未来等については、まともな言及がなかった。「好循環が続いている」。一体何を見ているのか。自らの作り上げたバブル破裂悪循環の反省が先だろう。なぜ現実を見ないのか。