遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

石破茂が激怒「非常に恐ろしいことです」

イメージ 1

TBSのNEWS23での参議院選党首討論の場で、自民党参院選の前に全国会議員に配った「ネトウヨ本」が俎上に載せられた。

おそらくTBS側からの事前通告はなかったと思うので、自民党総裁は慌てたと思う。その「ネトウヨ本」は〈フェイク情報が蝕むニッポン トンデモ野党とメディアの非常識〉という冊子。

中身は、野党をこき下ろしたゲスな代物で、冊子に載せられた枝野、玉木、志位の党首3人の似顔絵は目を覆うばかりのひどい表現で、3党の多くの支持者たちの逆鱗に触れた。

それどころか、自民党内からも怒りの声が発せられていて、月刊「文芸春秋」8月号(7月10日発売)で石破茂が激怒している。内容は以下の通り。

石破茂が激怒 自民党本部が全議員に“ネトウヨ本”を配布
「非常に恐ろしいことです」

「この冊子の作成者は『保守の立場から論じている』と言いたいのでしょうが、私に言わせれば、内容以前に悪意や中傷が目に付いてしまいます。(略)このような文章で広く国民の共感を得られるとは到底思えません。そもそも、いくら選挙で議席を争う相手とはいえ、野党の議員に対して挑発、罵倒、冷笑、揶揄などをするのは非常に恐ろしいことです。なぜなら、彼らの後ろにはその議員に一票を投じた国民がいるからです。野党に対するこうした言動は、そのまま野党を支持した国民に向けられることになる」

TBSの党首討論で安倍は「配られた冊子を読んでいない」と逃げていたが、自民党総裁が知らない間に全ての国会議員に配られたのだろうか。ずいぶん安倍もバカにされたものだ。

その内容も出どころも内容も知っていて自民党内に配ったのだとしたら、とんでもない暴力だし、もしそのことを知らなかったのだとしたら、重大なことは安倍に知らさずに実行しようという党内事情が見えて来るので早く総裁をやめたほうがいい。(前者であることは言うまでもないが。)

今回の選挙でも、安倍の街頭演説はどこそこで行われるという事前予告なしにゲリラ的に行われているようだ。「安倍辞めろ」コールや「帰れ!帰れ!」コール隊が怖くて逃げまくっているようなのだが、どこで演説しても「安倍辞めろ!」コールが起こっているようで愉快である。

野党党首はツイッターで「今日は西で、明日は東で」と、街頭演説の場所を予告して精力的に駆けまわっている。東日本は、いまに至っても涼しい気候が続いていて何よりである。

ガンバレ!野党(立憲民主、国民民主、共産、社民、れいわ新選組