遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本は「パリ協定」で国際貢献を!

イメージ 1

朝日新聞は、「2020年以降の地球温暖化対策の国際ルール「パリ協定(COP21)」について、両国が必要な手続きを終え、締結したことを伝えていた。これは、グッドニュース。

パリ協定、米中が締結 G20開幕控えて発効ほぼ確実に

米中両国の温室効果ガスの排出量は、地球上の38%にも及ぶ。2大国が「お互い削減していきましょう」と握手したことは、歴史的な歩み寄りだ。
この2大国は「京都議定書」のらち外にいた。1997年に京都議定書が締結された頃、中国の温室効果ガスの排出量は多くなかったため批准対象外だったし、米国は経済優先だとして京都議定書を批准せず、大気汚染に加担していた。そして中国は、その後の経済発展とともにとてつもない有毒物質を吐き出し続けている。

過去の罪を背負って、米中はガンガン温室効果ガスを減らしていってほしいものだ。そして、他国も引っ張ってドンドン走ってもらいたいものだ。(走らないと間に合わない)

一方、金魚(米国)の糞のようなわが国は、京都議定書の議長国でありながらパリ協定をいまだ批准しておらず、金魚が動いたのでようやくパリ協定を批准する動きになったようだ。

もともと日本は、きれいな水や空気を取り戻してきた実績があり、温室効果ガスの排出量は3.8%と、少なくはないが米中の排出量の10分の1しかない。きれいな空気を作るために、ぜひ国際貢献してもらいたいものだ。日本ならできる。
特に中国の大気汚染は、「尖閣」よりも由々しき問題で、ぜひビジネスとしてでもいいので解決に協力してもらいたいものだ。

ただし、原発は事故れば最悪の大気汚染になるので、その推進は除外して国際貢献されたい。そうでもしないと、日本は尊敬されないのだ。

米中が引っ張って、日本が後押ししていく、これが美しい国のありようだ。