遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

トヨタとマツダとツェルマット

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トヨタマツダ資本提携して、電気自動車を共同開発するという。地球温暖化・大気汚染の観点からだけでもグッド・ニュースだといえよう。

日本の自動車メーカーは、2018年から本格的に中国で電気自動車販売に力を入れるという。これも、日本経済にとっても中国の大気汚染が緩和されるという観点からも、とても好ましいニュース。

外貨獲得のため、地球温暖化帽子のため、PM2.5の減少のため、中国で日本製の電気自動車がガンガン売れることを願ってやまない。日本製だけでなく世界中の電気自動車がガンガン売れることも願っている。

20年前の天安門広場は、オーバーに言えば自転車しか走っていなかったというのに、今や当時の自転車台数以上の大気汚染車が走っているのだから。

英国やフランスでは、2040年以降ガソリン車やディーゼル車の販売が禁止されるというニュースも、まだ先のこととはいえとても素晴らしいニュースだと思う。

スイスのマッターホルンの麓の町ツェルマットは、もう20年以上前から電気自動車と馬車以外は走れない。風景も空気もきれいで静かな観光地(行ったことはない)だが、いまにヨーロッパ中がツェルマットのように電気自動車だけが走るようになるのだろう。素晴らしい。(画像はツェルマット全容と街を走る電気自動車)

今後、電気自動車の車両価格がどんどん下がってきて、一回の充電での走行距離がぐんと伸びるようになるだろうから、ヨーロッパでの化石燃料自動車の販売禁止時期はもっと前倒しになるだろう。

日本国内も、電気自動車で儲けるだけではなくて、電気自動車の普及を国内の環境問題としてとらえる必要があるだろう。パリ協定の批准もあるのだから。

ということで、大きな排気量のガソリンエンジン車が走るのは、現在、頭のからっぽの大統領をトップに抱くどこかの自動車大国だけになるのだろう。

それにしても、ああツェルマットはいかにも涼しそうだなあ。