遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

国民から安全も金も奪っていく原発

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高速増殖炉もんじゅ、1985年に着工して完成後すぐに故障して動かぬまま今日に至っていて、すでに1兆2千億円が無駄になっているという。さらに、今後10年間で6千億円国費が追加で必要になってくるという。廃炉も含めて政府は考えているようだが、税金の無駄使いもいいとこである。

一方、東電の福島第一原発の事故関連で、除染や廃炉、損害賠償などの費用のうち、国民の負担額が2015年度末までに4兆2660億円を超えたことが28日、分かった。東電は、さらにまだ政府に支援を求めている現状だという。原発は事故れば国が面倒みてくれるのだから作り放題稼働し放題なのである。健康を返せ!税金を返せ!

そして、新潟県の泉田知事。泉田知事は、東電の福島第一原発に関するずさんな報告や対処を理由に、柏崎刈羽原発の再稼働を認めてこなかった。しかし、東電の広告料が欲しいのか政府に盾突くのが恐いのか、県民の健康を売った地元のへたれ新聞社の報道姿勢を批判して秋の知事選から撤退を決めた。立派な知事さんだったのに。

さらに、鹿児島県の三反園知事の川内原発停止要請に、九電は即時停止には応じない意向だという。立地自治体の意向を無視した九電にたいして、知事の次の一手が注目される。県民の安全という観点から、三反園知事には頑張ってもらいたい。