遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

東京五輪エンブレム盗作疑惑

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24日に発表されたばかりの2020年の東京五輪エンブレムが、ベルギーのリエージュ劇場のロゴととても似ていると問題になっている。五輪エンブレムのデザイナーは、スポーツ振興センター(JSC)の職員の親戚だというが、それはともかくも、このポスター確かに酷似している。

画像は、左が東京五輪エンブレムで、右がリエージュ劇場のロゴで、比較のためにどこかの誰かが並べて加工したもの。

右のリエージュ劇場のロゴは、「Théâtre de Liège」の「TとL」のアルファベットをデザイン化したもの。

一方、東京オリンピック2020の方は、「東京」「チーム」「トゥモロー」の頭文字を取った「T」がモチーフなのだとか。しかし、「T]のほかに「L」のレタリングも読み取れるが、その意味するところは何なのだろう。
まさか、「本家」のデザインに「L」を意味する部分があることに気付かずにそのまま残していたとしたら、それは相当レベルの低い話である。

デザイナーの事務所は、取材に対してノーコメントだという。デザイナー自身でなければ真相は分からないわけだから、ノーコメントは正しい姿勢かもしれない。

それにしても新国立競技場のお粗末は、「費用と期日」の問題だけど、国際的な盗作疑惑の五輪エンブレム騒動は、もっと深刻な問題かもしれない。