奥さんは兵庫県ネイティブで、子どもさんも関西育ちなので、家庭内では彼のみ標準語人間なのである。しかし、40年以上も関西に居るので、時々関西弁が口から出てくる。正確に言うと、彼の関西弁は文字で読めば関西弁で、発音はできていないのだった。
彼「そうそう、それでええやん」
私「いまの、〈ええやん〉の発音は間違い!」
と私に指摘される。
私「その〈ええやん〉の発音はA案・B案~の〈A案〉と同じイントネーションや。それは間違い」
彼「……」
このたび2020年東京五輪のエンブレムは、A案に決まった。4つの候補案ではA案だけ仲間はずれのデザインで、かえって印象的だったような気がする。私はそれに釣られたかもしれないが、藍色と家紋のような日本的で伝統的なデザインがシックで、4つの案の中では一番良いのではないだろうか。それに、チェック柄は万国共通だし。
いろいろあったが、エンブレムレースは、これでチェッカーフラッグとあいなった。