「平和安全法制、ほぼ審議が尽くされた」 自民・麻生氏
朝日新聞デジタル 2015年7月9日
麻生太郎・副総理
少なくとも我々は、多くの信を得て昨年の12月に当選した。信認を得て、多くの議席を得たという確信を持って、間違いなく我々はやってきた。そういう意味で我々は衆院としてきちんとした結論を出す。日本の安全と、我々の国民の安心が、この法案が通ることでより確実になるということに断固たる自信をもって進んでもらいたい。(派閥の会合のあいさつで)
国会の質疑を聞いていて思うこと。国権の最高機関たる国会の議員の質問に対して、政府(首相が多い)が的の外れたことを壊れたテープレコーダーみたいにのらりくらりと非生産的に答弁し時間切れ、というのはひどすぎる。立法府が国権の最高機関だということを忘れているのではないか。
今日の委員会答弁でで安倍首相は、「われわれは選挙で信任された、だから粛々と決めるときには決める」と、上の麻生の挨拶と同じことを言っていた。つまり、強行採決を来週かその次の週には実施するということらしい。
水島さんがツイートしたように「壊れたテープレコーダー」みたいだと言われた閣僚の答弁。それが、答弁内容が変わってきたりつじつまが合わなくなってきたりして、安倍首相の顔がおどおど顔に見えてきた。
お腹の具合は大丈夫だろうか。
それにしても、麻生は特別委員会にも出ていないし、自分たちの提出した安保法制について何が分かっているのだろう。
自民党は、党内の議員にTBSのアンケートに回答するなと意志徹底したという。失言を食い止めるためだという見方だが、安保法政内容がよく解っていないというか、内容の脆弱性からボロが出るからかん口令を敷いたようだ。
それでも強行採決しますか? 楽しみだな。