遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

国会をサボる総理はいらない

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参議院の安保法制特別委員会で、中谷防衛相が答弁にたじたじになっているというのに、安倍総理はわざわざ大阪くんだりまでやってきて(私は大阪在住)、ワイドショーや「そこまで言って委員会」に出演したそうな。

安倍が出演することを知っていたが、ばかばかしい安倍よいしょ番組など見るのを拒否、無視。

安保法案は国民に理解されていないが、国民に丁寧に説明すると言いつつ、大阪のテレビ番組にへらへらと出ている。その出演が「丁寧な説明」だとは言わせてはいけない。単に安倍にとって、気持ちよくさせてくれる番組に出演しただけのこと。

来週以降、国会で安倍首相のこの行動を問題視して、民主党の先生方は追及されるようだが、これは徹底的にやってもらいたい。そもそも今国会の会期を延長したのは安倍首相、安保法案を提出したのも安倍。「特別委員会は担当大臣に任せている」などという弁解は聞いてはいけない。

特別委員会は、中谷大臣のとんちんかんな答弁や答弁拒否のせいで空転している。審議が止まって止まって、世界に冠たる日本の国会の委員会とは言い難いありさま。安倍の大阪訪問は、国会を軽視し国民を愚弄するものだ。

まさか、大阪で橋下市長や松井知事に会って密談てことはないだろうな。大阪市長選の自民党候補者が決まったから、そんなことはないだろうな。

それにしてもこの首相、いろんな意味で大丈夫なんだろうかと思う。だれか大阪行きを止めるものいなかったのかい。あ、もうどうでもいいから泳がせているのか、なるほど。