遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

愛燦燦/美空ひばり

 
 
今年もまたわが国の自殺者が3万人を超えることが確実だとか。
13年連続で3万人以上が自殺しているようで、
単純に計算して、40万人がこの13年間に自殺していることになる。
大きな都市が消滅してしまうほどの人口が、失われたことになる。
死んで花実が咲くものか。

昨日は、休日出勤だったのだが、
ひとりでランチを食べるために入った寂れた喫茶店で、
小椋佳ベスト・アルバムがずっと店内を流れていた。
おしゃべりの私がひとりランチだったので、
彼の歌声が妙に心に沁みることになった。
 
そこで本日のぼくの歌は、小椋佳の作詞・作曲の名曲「愛燦燦」。
この歌は、静かに人を元気付ける人生賛歌である、
勇気が湧いてきたり、明るい兆しが見えてきたりするのである。

この歌を聴いて「もうちょっと頑張ってみようって思いますね」
と書かれたYouTubeのコメント、とてもよく分かります。
 

   雨 潸々と この身に落ちて
  わずかばかりの運の悪さを 恨んだりして
  人は哀しい 哀しいものですね
  それでも過去達は 優しく睫毛に憩う
  人生って 不思議なものですね
  風 散々と この身に荒れて
  思いどおりにならない夢を 失くしたりして
  人はかよわい かよわいものですね
  それでも未来達は 人待ち顔して微笑む
  人生って 嬉しいものですね

  愛 燦々と この身に降って
  心秘そかな嬉し涙を 流したりして
  人はかわいい かわいいものですね
  ああ 過去達は 優しく睫毛に憩う
  人生って 不思議なものですね
  ああ 未来達は 人待ち顔して微笑む
  人生って 嬉しいものですね

 
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