遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

男女卓球/北京オリンピック

イメージ 1



昨夜は、なでしこジャパンの勝利に酔いしれる。

初戦のニュージーランド戦、0対2でリードされたどん底から、

何とか引き分け、しかしアメリカに敗れ、

もうだめだと思ったノルウェーに大勝利してから、復活!

中国とはレベルの違う試合を見せてくれ、

メダルまであと少しのところまで来た。

リーダー澤の執念がイレブンに乗り移った感じで、

身体の使い方の基本が試合に活かされ、

インターセプトやパスのつなぎ方が実に見事、

スタミナも目を見張るものがある。がんばれなでしこ!





全大会に引き続く金メダル獲得神話は、まだまだ続き、

今日は、女子レスリングの吉田がアテネ北京2連覇達成!あっぱれ!


同じく女子レスリング伊調は、2大会連続の銀メダル、

水泳200m背泳の中村も、2大会連続の銅メダル。

世界で2回連続2位や3位というレベルは、立派、お見事、あっぱれ!



イメージ 2



団体女子卓球は、対香港戦全試合しっかり見学。

愛ちゃんはシングルスとダブルスでも勝利をおさめる。

王平野は鉄火面のような冷静さで、

元世界ランク3位の選手を相手に最後の試合を勝利。

日本チームは銅メダルをかけて次の試合に進んだ、あっぱれ!!





と、ここまで女子が大活躍だが、

男子も卓球が大健闘。

19歳のサウスポー水谷は、

ドイツのブンデスリーグで磨いた技術とハートを遺憾なく発揮、

21歳の岸川も沈着冷静。

最後の試合の対戦相手は、

世界ランク6位の選手、対する岸川のランキングは64位。

勝てなかったけど、レベルの違いを感じさせない良い試合だった。


卓球は、普通に見ているとあっさりしたドライブが続いている感じだが、

スロー再生で見ると、一球一球全身全霊で打ち返している。

瞬時に打ち返しているのに魂が入っていて、その姿に感動を覚える。

人類の頂点にいる人たちのレベルは、

分野の違いを超えて、ほんとにすごいなとあらためて思う。


体操と同じく、かつては世界一を誇った日本男子の卓球、

決勝進出はかなわなかったが、復活のきざしがうかがえる。

水谷・岸川にはぜひ銅メダルを取らせてやりたい。