遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

モニュメント/五つの赤い風船

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モニュメント/五つの赤い風船




NHKBS「フォークの達人」で、

五つの赤い風船」の巻を視聴する。



それ以降、「まぼろしのつばさと共に」「風が何かを…」を頭の中でよく歌ってしまう。


少年の私のなかでは、五つの赤い風船とフォーククルセダーズ、

この2グループがその他のグループを引き離して、断然好きであった、

壮年の私も、まったくその気持ちは変わらない。


彼らの結成は40年をさかのぼる1967年であった、

一旦解散した彼らの再結成コンサート会場に私は居たが、

それとて、もう30年近く前のことになる。



五つの赤い風船は、リーダーの西岡たかしの個性を映したグループであった。

西岡たかしの爽やかで個性的な音楽性が他の追随を許さず、

今なおその斬新な感覚が色失せない。



その音楽性は、ヴォーカルの藤原秀子と西岡たかしが体現し、完成させている。

ふたりの声質とハーモニーがが生み出す世界は、

あらゆる音楽シーンの最高峰、我が国最強のデュオであることをここに断言する。


この2枚組みアルバム「モニュメント」は、現在のメンバーの録音ではなく、

あのURCレコード時代のオリジナル盤で、

藤原秀子と西岡たかしのデュオが歌う、まさに日本フォークソングの金字塔である。



「4.遠い世界に」は、知らない人がいないほどお馴染であるが、

「2. 風が何かを…」「3. 恋は風に乗って」

「7. まぼろしのつばさと共に」「14. これがボクらの道なのか」

「21. 青い空の彼方から」などが、キラキラしていて、

私はこれらを聴いて大きくなった。




↑ここででぜひ試聴されたい。


収録曲
1. 血まみれの鳩
2. 風が何かを…
3. 恋は風に乗って
4. 遠い世界に
5. もしもボクの背中に羽根が生えてたら
6. 遠い空の彼方に
7. まぼろしのつばさと共に
8. ふる里の言葉は
9. おとぎばなしを聞きたいの
10. ささ舟
11. そんな気が…
12. 貝殻節
13. 一番星みつけた
14. これがボクらの道なのか
15. ボクは愛など知らないし
16. 私は地の果てまで
17. 小さな花が道ばたに…
18. 唄
19. 時は変わってしまった
20. 母の生れた街
21. 青い空の彼方から
22. 小石をけってみよう
23. あるいて歩いて
24. 私の唄
25. ボクは風
26. 殺してしまおう