遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

お日柄の良い日に、五つの赤い風船「えんだん」(作詩:松本隆、作曲:西岡たかし)

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きょう2月5日は大安で、お日柄の良い日です。

【お日柄】
吉凶判断の元となる6つの日「大安」「友引」「仏滅」「先勝」「先負」「赤口」をお日柄という。
何事にも終日、吉とされ大変おめでたいことを意味する大安や友引(正午は凶)、先勝(午前が吉)、先負(午後が吉)などが結婚式にふさわしいお日柄といわれている。赤口や仏滅はめでたいことは避けた方がいいといわれる。

いまどきお日柄など気にしない人が増えました。結婚披露宴が安く上がるなら、仏滅の結婚式でもいいと私も思いますしね。しかし、お日柄はともかく縁談がまとまるのはいい話ですね。

ちょうど50年前の1972年、遠い昔のことですがフォークグループ「五つの赤い風船」が「えんだん」というシングルレコードをURCレーベルからリリースしています。

メロディーも歌詞もおめでたい雰囲気満載で、でも少し哀愁の漂う素晴らしい楽曲で、縁談の話など全く関係のない18歳の私でしたが、当時から好きでたまらない一曲です。

この50年、みたらし団子を食べるたびに、この歌を心の中で歌っているのです。

この歌、作詞も作曲も西岡たかしだと思っていたのですが、数年前に作詞が松本隆だと知って大変おどろきました。

当時、松本隆は自分のバンド「はっぴいえんど」の作詞は担当していましたが、他のミュージシャンに初めて提供した作品が「えんだん」なのだそうです。彼にとっては、記念すべき一曲だと言えましょう。

ということで、お天気もお日柄も良いきょうは五つの赤い風船の「えんだん」の楽曲をご紹介します。これは、アメリカはナッシュビルで現地のミュージシャンとともに録音されたそうです。


えんだん 五つの赤い風船
作詞:松本隆
作曲:西岡たかし

みたらしだんご屋のおばあさんは
80になるというのに とっても元気
日がな一日 日なたぼっこ
ちょっと手がふるえてます
ララララ ララララ ララララ……

孫のきょうちゃんは幼馴じみ
赤いはな緒の下駄をつっかけ
カラコロ カラコロロ
日がな一日 忙しそうに
ちょっと女っぽくなりました
ララララ ララララ ララララ……

今日の御飯はとびきり上等
きょうちゃんの縁談が決まったからです
鯵の干物に高野豆腐
ちょっと豪勢なものです
ララララ ララララ ララララ……

みたらしだんご屋のおばあさんは
とにかくこの辺じゃ
家は老舗だからね
日がな一日 お店番
ちょっと寂しくなりそうです
ララララ ララララ ララララ……