遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

アット・ザ・ファイヴ・スポットVOL.2/エリック・ドルフィー・

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エリック・ドルフィー・アット・ザ・ファイヴ・スポットVOL.2


■パーソネル
エリック・ドルフィー(bcl,fl)
ブッカー・リトル(tp)
マル・ウォルドロン(p)
リチャード・デイヴィス(b)
エディ・ブラックウェル(ds)

1961年7月16日NYファイブ・スポットにてライブ録音

曲目リスト
1.アゲレッション
2.ライク・サムワン・イン・ラブ



暑中お見舞い申し上げまする




何をしていても暑い、

脱いでも着ても、寝ても醒めても、じっとしていても動いても、

暑い。



以前、エリック・ドルフィーは冬に聴かれたい、

夏に聴くのは体力が持たない、神経が持たないと申し上げたが、

誰も憶えていないので撤回しなくてもいいのだが、

前言を翻すことにする。


今日のような猛暑日でも、いい感じで聴けるのである。




フルートを演奏する、そのせいで涼やかなのだろうか。


ファンキーなチューニングのマルのピアノも、

ブッカー・リトルの軽やかなトランペットも(1曲目はタフな演奏だが)、

風鈴の音色のごとく涼やかで、夏にぴったりの演奏である。


1961年のニューヨークの7月は、暑かったのであろうか。

エド・マクベインの87分署シリーズの初期のものから推察するに、

確かに暑そうである。

そんな夏にライブの世紀の名演が誕生したのである、

このアルバムがその動かぬ証拠である。


「アット・ザ・ファイヴ・スポットVOL.1」の方も、
http://blogs.yahoo.co.jp/tosboe51/23134931.html

もちろんお薦めである、



夏はこういう、スパイシーな元気の出るジャズがお薦めである。