遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

中華圏の観光客でにぎわう日本

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朝日新聞デジタル 2015年2月18日
中華圏で18日から旧正月の「春節休み」が始まった。円安や観光ビザの条件が緩和されたのを追い風に中国などから多くの観光客が日本を訪れ、百貨店やホテルは早くもにぎわっている。

中華圏からの客は日本の国内総生産(GDP)にも貢献する。服部氏によるとシンガポールやマレーシアなどを含めた中華圏から訪れた人の旅行消費額は14年全体で1兆3300億円にのぼり、名目GDPを0・3%押し上げたという。

今日19日が、中華圏のお正月。
いま沖縄は、キャンプ見学のプロ野球ファンと、旧正月休みの中華系観光客でホテルは満室だという。
また、北海道はスキー客として定着しているオーストラリア観光客に加えて、中華系スキーヤーでゲレンデはにぎわっているという。

もちろん、東京や京都にの定番観光地にも続々と中華系観光客は訪れている。
今日はうちの奥さん、京都でランチしたそうで、
「中国人周りにいなかった?」
「あー、いつのまにか近くにいたわ。しかも子供連れの家族旅行の中国人」
「やっぱり」。

関西だけを堪能するコースも人気だそうで、モデルコースは下の通り。日本の旅行客も是非ご参考に。(奈良が短すぎるけど…)

■たっぷり「関西旅」のコース例

2月17日 【大阪】関西空港から入国

  18日 【京都】宇治で抹茶づくり体験→平等院伏見稲荷大社
       →金閣寺祇園(夕食に会席料理)

  19日 【大阪】住吉大社海遊館天神橋筋商店街
       →大阪城公園(3Dイルミネーション鑑賞)

  20日 【奈良】寺社めぐり→【大阪】道頓堀(夕食にふぐ料理)

  21日 【大阪】USJ(もしくは【神戸】酒づくり見学)

  22日 【大阪】百貨店で買い物→関西空港から出国

(大阪観光局・凌雲翔さん考案。大阪泊、移動は車)

中華圏の観光客がガンガンお金を落としてくれている。おそらく上の基本コースのはざまでは、電化製品や薬や日用品などのお土産を「爆買い」していくことだろう。関西からふぐや緑茶が消えたら困るが、なにはともあれ平和でありがたいことである。

(画像は、干支にちなんだ香港のカラフルな春節ヒツジのオブジェ。)