遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

月額160万円の歳費に見合う活動がパパ活なんでしょうか?

パパ活中の吉川議員(右)

10日発売の週刊ポストは、自民党衆議院議員吉川赳が5月下旬、18歳の女子大学生と飲酒後、ホテルに入り、現金(4万円)を支払ったなどと報じた。

吉川は自民党に離党届を出したようで、届は受理され吉川は無所属となった。彼は岸田派の40歳で、選挙区は静岡5区。当選3回とある。

ウィキペディアで、吉川赳の経歴を見ると、父親が元県議会議員で、自身は宮沢洋一や岩井茂樹議員秘書を務めた後衆議院静岡5区から立候補して2012年に比例復活で初当選し、以後2019年には任期途中で辞職した議員がいたため比例で繰り上げ当選し、2021年の総選挙では再び比例復活で3期目の衆議院議員となった。

同じ静岡5区には細野豪志がおり、吉川は自民党公認で立候補するも小選挙区で当選することはかなわった。さらに、無所属だった細野が自民党に入党したことにより、吉川の議員としての将来は齢40歳にしてお先真っ暗になっていたと思われる。

かつては民主党のプリンスと言われた細野だったが、いまではヘタレな一介の議員となり下がっているが、同じ選挙区のライバルが吉川では、そりゃあヘタレとなったいまでも当選するわな、といった感じだろうか。細野は、自民党の公認が取れなかったのはこの吉川の存在が大きかったようだが、今回の不祥事で次の総選挙での公認争いが解決し、細野にとっては渡りに舟の不祥事と言ったところだろうか。(こんな男に公認争いで勝てなかったか...)

吉川は今後無所属の国会議員として活動を続けるのだろうが、活動の主体となっていたパパ活もお預け状態、家庭に戻れば妻と二人のお嬢さんがおられるそうでいつまでもパパと呼んでもらえない可哀そうな状況が目に見えてくる。

吉川にとって起死回生の一手があるとするならば、維新の会に拾ってもらうことくらいだろうか。静岡でダメなら大阪のどこかの市会議員くらいなら楽勝のはずだから、大阪のどこかの市で私がお待ちしている。大阪で維新なら少々のことは大丈夫だと思う、私の命の次に大切な一票はあげられないけど、お待ちしている。

ところで、この吉川の一件は自民党内からのリークではないだろうかという噂がある。細田博之衆院議長の「諸問題」が頻出していて、さすがのメディアも細田問題を報道せざるを得ない状況が続く中、そのニュースを隠すために吉川赳のスキャンダルを待ってましたとばかりに重ねてきたのではないかというのである。(スピン報道

あるいはこのスキャンダル自体が仕込まれたものだとの噂もあり、無垢で頓馬な議員が引っかかったんだろうか?なかなかに香しい問題でもある。

細田といえば、衆院一票の格差是正案に否定的な見解を示したことや、議員歳費について「毎月もらう歳費は100万円しかない」と発言してひんしゅくを買い、さらには文春砲で女性記者へのセクハラ疑惑(添い寝のお願い?)が報じられるなど、衆院議長としてはほとんど危篤状態が続いていた。

細田は安倍派(元の細田派)所属だし、吉川は岸田派所属議員なので、自民党の安倍対岸田抗争の仁義なき戦いの一端ではないかという憶測も流れている。

ということで、細田博之(77)も吉川赳(40)も国会議員というよりも人格的にも問題があるということで、月額160万円の歳費をもらう世界からさっさと足を洗っていただきたい。

自民党にはこの手の輩がまだまだいると思うので、来たる参院選ではしっかりウォッチしてみたい。