遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

野党共闘選挙の勝利!自民・公明・維新の凋落/10月22日の選挙結果

昨日行われた、参議院徳島高知選挙区の補欠選挙は、野党共闘推薦の広田一候補が、自民党推薦の西内健候補を大差で破りました。
広田一 無所属・元 当選 23万3250票
▽西内健 自民・新 14万2036票

 

同日に行われた長崎県参院補選は、惜しくも立憲民主党社民党推薦)の末次候補が敗れましたが、得票率は53.5%対46.5%と立憲の末次候補が善戦しました
▽金子容三、自民、新、当選、5万3915票
末次精一、立民、前、4万6899票

この2つの参議院補選で、自民の候補は1勝1敗でしたが、無知無恥無能の岸田政権の2年間に及ぶ失政に鉄槌が下された結果だと言えましょう。これで年内の解散は遠のいたように思います。

 

また、所沢市長選では、泉房穂明石市長とタッグを組み「明石モデルを所沢バージョンにして矢継ぎ早に実行する」とし、保健所設置のほか、18歳までの医療費と小中学校の給食費無料化などを公約した新人の小野塚候補が当選しました。自公推薦で現役市長の藤本候補は、過去の「実績」が邪魔をした形であえなく落選しました。
所沢市長選開票結果
小野塚勝俊 無所属、新、当選  5万7272票
▽藤本正人   自・公 現    4万1477票
▽杉田まどか  無所属、新    1万2041票

 

一方で、奈良県橿原市長選では、現職の自民推薦の亀田候補が、維新の会の森下候補を得票率59%対41%の大差で破りました。

奈良県知事が維新というおぞましい地域事情のなか、現職の亀田長が返り咲きを狙った日本維新の会の前市長・森下豊氏(65)を破り、再選を果たしました。
維新は吉村や馬場などが橿原市に入り必死の応援態勢でしたが、事前の状況分析では当選した亀田候補に肉薄していたはずの維新候補は、大差と言ってもいいほどん撃沈状態でした。私としては、自民vs維新の究極の選択ですが、維新の撃沈で幕を閉じた結果に満足しています、ああ痛快。
橿原市長選開票結果
▽亀田忠彦  自民 、現  当選   2万6014票(59.0%)
▽森下豊     維新 、元     1万8080票(41.0%)

そして、宮城県県議選では自民・公明の与党は過半数を維持することが出来ませんでした。
NHKのまとめでは以下のようになります。
宮城県議会議員選挙の各党の獲得議席です。
自民党は24議席で選挙前と比べて6つ減らしました。
立憲民主党は10議席で全員が当選を決め、選挙前と比べて1増やしました。
共産党は5議席で選挙前と同じでした。
公明党は4議席で全員が当選を決め、選挙前と比べて1増やしました。
日本維新の会は2議席宮城県議会で初めて議席を得ました。
▽無所属は14議席でした。

維新は4人の候補を立て、2人がかろうじて当選しました。うち1人は元国民民主のベテラン議員だったそうですから、「維新の勢いは翳り」を見せ始めたと地元紙河北新報は分析しています。

昨日投開票の大きな選挙は、「自民と公明と維新の負け」選挙だったという結果に終わり、3党の化けの皮がはがれてきた痛快・愉快・爽快な結果となりました。

とりあえずは、維新の会が大阪近辺や東北に「まん延」することが避けられてほっとしています。まもなく万博とともに沈没する予定ですけど...。

ということで、どうぞこのままの調子で野党共闘が進められていくことを願っています。