遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

イーロン・マスクいわく「日本はいずれ消滅する・世界にとって大きな損失」

上のグラフは、総務省の統計局の「総人口の推移」を表すものです。

矢印で示した予想トレンドを外れて大きく下降をしています。

 【2021年(令和3年)11月1日現在(確定値)】
 <総人口> 1億2544万3千人で,前年比      ▲66万3千人      (▲0.53%)
    15歳未満人口は 1476万2千人で,前年比     ▲25万2千人      (▲1.68%)    
    65歳以上人口は 3622万4千人で,前年比     18万1千人      (+0.50%)
    

日本は1年で66万3千人も人口が減少しました。

静岡市 704,989
船橋市 622,890
鹿児島市 599,814
八王子市 577,513
姫路市 535,664
宇都宮市 518,594
松山市 514,865

おおよそ上記のような人口規模の都市が1年で消滅してしまう勢いの人口減少です。

この日本発の記事に目を留めたのが先ほどTwitterを買収したイーロン・マスクで、出生率が死亡率を超えなければ、日本はいずれ消滅するだろう」とコメント。日本の消滅は「世界にとって大きな損失になる」と有難い言葉をつぶやいてくれたようです。

何もマスクに言われなくとも、私は毎年この時期に同じようなことをここで記事にしているのですが、マスクがつぶやかなければ誰も気にも留めずスルーされていたニュースだったかもしれませんので有難く受け止めたいと思います。

少子高齢化ニッポンはどこへ向かうのでしょうか。

頭に虫がわいている政府関係者は、非婚率が少子化に一部リンクしていて「壁ドン」できないことがその要因だと捉えているようです。

そしてあろうことか、恋愛弱者の恋愛格差を埋めるために、我らの血税を使って「壁ドン・告白・プロポーズの練習、恋愛ゼミ」有識者で組織したいようなのです。

このことがイーロン・マスクの耳に入らないことを祈るばかりで、もし彼がこのことをツイートしたら私は日本国民としてものすごく恥ずかしく思うのであります。

まずは国民の衣食住が満足な状態に達してまっとうな生活が戻ってくれば、人口の減少は少しは食い止められるのですが、そのことがどうにも判らないようなのです。あるいはとぼけているのか? 何が壁ドンじゃ!ふざけてもらっては困るのだ!

早急に「少子高齢化」を真剣に考えて対策を打っていけば、日本が立ち直るその他のヒントが色々見つけられるような気もします。

憲法改正や軍備増強やカジノ誘致の前に、さまざまな社会問題を内包している少子高齢化社会のリスクについて考えていくべきで、そもそも日本が消滅するというのに、憲法改正も武器購入もカジノ建設も不必要なのです。

昨年の国家予算予備費が11兆円も使途不明ですが、まさか「壁ドン運動構築」などに費消していないとは思いますが、税金の使い方も含めて「少子高齢化社会ニッポン」について私も今後考えていきたいと思います。