わが阪神タイガースは、オープン戦の成績は12球団の2位でなかなかのものでした。開幕投手を予定されていた青柳は、詰めが甘くてコロナに感染して藤浪に開幕投手を譲ることになりましたが、先発投手陣は層が厚いのでスタートダッシュはなんとか大丈夫でしょう。
また、昨年のレギュラーの中でひとり出遅れていた中野もなんとか開幕に間に合いそうですし、野手も主力がスタンバイできた状態です。
去年の悪夢がありますので、リーグ優勝はどうかなという懸念がありますので、今年の阪神はAクラス（上位3位まで）でゴールテープを切ることができるというところでしょうか。
2年目の佐藤輝明が全試合4番に座って、安定したレース運びを展開してくれると信じています。私は佐藤を打席数が多くなる3番バッター（守備はサード）に据えたいと思っているのですが、前の3人の打者をホームに迎え得るポイントゲッターの役目も十分果たしうる打者ですのでまあどちらでもいいでしょう。
阪神と並んでセリーグで最終的にAクラスでシーズンを終えるチームは、巨人と中日で、Bクラスはヤクルト、広島、DeNaと予想します。
私の前からの持論は、監督が投手出身のチームは緻密なゲームができないと思っています。なので、監督が与田（投手出身）から立浪（内野手）になった中日は今年はいい野球ができるだろうし、投手出身監督の高津・ヤクルト、佐々岡・広島、三浦・DeNaは優勝争いは厳しいものがあります。
ただし、中日は下手をすると最下位の可能性もあると思っています。立浪監督がやりたいのは、今では古臭い昭和のPL学園的な野球のような気がするので、中日が最下位の可能性も大だと言っておきます。
一方パリーグは、オリックス、ソフトバンク、ロッテがAクラス、楽天、日ハム、西武がBクラスと予想します。
パリーグは楽天の石井だけが投手出身監督ですので、セリーグほどの戦力の差はないかもしれません。ひょっとしたらオリックスはBクラスになるかもしれませんし、BIGBOSS監督の日ハムがAクラスになる可能性もありますので、なかなか面白いペナントレースになるような気がします。
ということで、阪神は矢野監督が今シーズンで勇退だそうですので、意外とチームもファンもモチベーションは上がらないと思います。
去年は9回以降の延長がない中で、9回に躊躇なくクローザーのスアレスを登板させることができましたので、とてもイージーな監督采配のシーズンでしたから半ゲーム差の2位という成績が収められたと思います。
しかし、今年はスアレスはいないし延長は最長12回までの試合となりますので、簡単な試合運びでは勝てません。したがって、あえて阪神の優勝は望まず、この先10年間持続する地力あるチーム構築のための地盤固めシーズンだと割り切って、遠くから眺めていることとします（小さな声で応援しています）。
