遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝・無敗の三冠馬誕生コントレイル+福永祐一 アッパレ!

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セントライトシンザンミスターシービーシンボリルドルフナリタブライアンディープインパクトオルフェーヴル に続き、コントレイルが三冠馬(史上3頭目の無敗で)の栄冠に輝いた。アッパレ!

セントライト以外は、すべてリアルタイムでテレビ中継で三冠馬(三歳クラシック→皐月賞・ダービー・菊花賞)の誕生を見ている。シンザンは私が小学5年の時に三冠馬になった。あの頃は、クラシックや大きなレースしか放送がなかった。小学生の私は、コダマやシンザンといった強烈に強い名馬を通じて競馬に興味を持ち始めた。

コントレイル三冠目のきのうの菊花賞は、タフなレースだった。

アリストテレスの鞍上ルメール騎手は、3000mのレース中、終始コントレイルの外側に位置しプレッシャーをかけ続けていた。そのプレッシャーのせいで、福永祐一はコントレイルを落ち着かせるのにかなり苦労したと、レース後の勝利騎手インタビューで正直に語っていた。

ゴール前の直線で抜け出した2頭を見て、どちらが勝っても「馬連」を買っていた私は馬券は取れた!とは思ったが、なんとしてでもコントレイルに三冠馬になってほしかったし、裕一に三冠を取らせてやりたかった。

かなりハラハラしたが、何とかコントレイルと祐一がクビ差でアリストテレスルメールを抑え込んだ。まるで格闘技のような今年の菊花賞だった。僅差の勝敗が、価値あるドラマチックなレースを演出した。

私は少しだけ馬券を買って、少しだけ勝った菊花賞だった。

福永祐一、三冠ジョッキーおめでとう! 父親・福永洋一元騎手も喜んでおられるだろう。

 

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菊花賞を前に栗東トレーニングセンターの坂路で調整するコントレイル

【歴代の三冠馬

 (年度 馬名 騎手 出典・備考達成順 年度 馬名 騎手 出典・備考1

1 1941年(昭和16年セントライト 小西喜蔵

2  964年(昭和39年) シンザン 栗田勝

3 1983年(昭和58年) ミスターシービー 吉永正人

4 1984年(昭和59年) シンボリルドルフ 岡部幸雄

5 1994年(平成6年) ナリタブライアン 南井克巳

6 2005年(平成17年) ディープインパクト 武豊

7 2011年(平成23年オルフェーヴル 池添謙一

8 2020年(令和2年) コントレイル 福永祐一