遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

中古マンションはお気に召しませんか?

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新聞の折り込みチラシに、自宅付近の中古マンションの物件3戸が掲載された。

少し離れた市中の賃貸に住んでいる次女夫婦に、その物件を見に行かないか誘ってみた。

常々、自分なら住みたいと思っている駅横の物件がその中にあったので、次女たちをそこに住まわせようという魂胆もあって誘ってみた。

100㎡少しの広さで、築後10年以内の4LDKで、4000万円の物件だった。

もう少し狭くて500万~1000万円くらい安くて、駅まで徒歩10分以内の他の中古マンション2戸(いずれも築後10年以内)も同時に見学した。

私は、4000万円の駅横マンションが気に入ったのだが、次女夫婦は心の準備ができていなかったようで判断ができかねるようであった。少し高いかな。

ちなみに、いま募集中の駅周辺の新築マンションは、100㎡くらいの4LDKで4300万円くらいだ。

共働きの30歳前後の次女夫婦の合算年収は、よく知らないが手取りで500万~600万円くらいはあるだろうと思うのだが、住宅ローンを組んで返済していくのは無理だろうか。今の金利の低さはよく知っているようだし、住宅ローン控除の仕組みも知っているようなのだ。

私たちの自宅は、長女と次女に何らかの形で相続するつもりだと言っても、将来の計画がよく見えないらしい。

ランチ仲間にこのことを話したら、「若い夫婦なら、4000万円だと考えるだろ」と言う。しかし、マンションを買うならそれくらいの相場だと知りつつ、そう言う。

借金をしてマンションを購入しても、いつか親である私の自宅と土地を姉妹二人で相続して、その後の生活設計を今組み立てるということができないのだろう。生活するとはそういう未来の暮らしを組み立てることなのになあ。

資産価値が下がっても資産があれば売ることもできるし、駅近のしっかりしたマンションならあまり価格は下がらないので売るのに困ることはないし、親から相続した資産を売って現金を手にすることも可能だと、私が詳しく説明してやってもいいのだろうが、おせっかいかもしれないな。

見学した駅横の中古マンションは、いま住んでもいいくらい私は気に入っている。去年の大阪北部大震災も台風21号もクリアした実績もあるし、買ってくれないものかと思う今日この頃である。