遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

デンマークに住みたい

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デンマークに視察に行った、アサヒグローバルという不動産会社の社長さんのコラムのご紹介。

デンマークの税金や福祉・教育・議会について視察報告をしてくれている。
国民は実に高い税金を払っているのだが(直接税55%と所費税25%)、医療も教育も老後もすべて無料。年金も保険も不必要で老後も介護もすべて国が面倒を見てくれるのだそうだ。

たとえば、年収400万円なら税金220万円、消費税が(消費額120万円として)30万円。年収の残り額は30万円しかない。
もし年収4000万円の富裕層なら、税金2200万円。消費額800万円として消費税が200万円で、年収残高は800万円。

金は残らないが、私ならデンマーク型の国に住みたい。
自分の老後や親や子供の心配はいらないし、預金も必要ないし遺産もいらない。しかも政治家はきちんと国民のために働いてくれるので、未来も安心だ。
貧富の差・格差は小さいし、55%の税金でも25%の消費税でも納得感がある。

人口530万人のデンマークと1億3千万人の日本では、単純比較はできないかもしれないが、13州で人口1000万人前後の自治組織をつくって、うまい仕組みを作ればデンマークに近づけないだろうか。
大阪都構想も大胆にこれくらいのことやってくれたら素晴らしいのに、無理なのはわかっているが。

■社長さんのコラムの詳細とサマリーは以下のとおり

世界の税金~世界一高い税金国家『デンマーク

所得税55%(市税21%・県税11%・国税23%)、
 消費税25%(食料品も全て25%)、車の購入は280%の消費税

●教育費は大学まで『無料』。
●医療も全て『無料』。
●死ぬまで介護も『無料』。
●住宅も全世帯数の25%が国営ですから大体『無料』です。
●ですから『老後の資金』は必要ありません。
●『生命保険』も必要ありません。
●『国民年金』も『厚生年金』もありません。
●『預金』も必要ありません。

●子供達は18歳で全て家を出て『自立』しますから、家族には子供や『親の扶養の義務』はありません。
●独立した子どもたちはまず国営の単身者アパートに入って自立できます。

●選挙の投票率は90%
●531万人口で国会議員がたった179人。
●その人達の給料も低く、利権もワイロも全くありません。
●全く国民のためだけに働いている人達です。
●地方議員が2725人いるのですが、『全員無給』の『ボランティア』です。皆さんが仕事を持っていますから、『地方議会』は朝7時までと夜7時以降でないと開催されません。

●日本の平均の人の税負担は『19.2%』で
●生命保険・教育費・私的年金・医療費・年金・老後の貯金などの合計の負担率は税金も含めて収入の『51.7%』にもなってしまいます。
相続税はこれらに含まれていません。

結びに
●今の倍の税金を払ってもいいので、日本の政治家も、もっと一生懸命働いてくれませんでしょうかね。