上の画像は、国立科学博物館が作製したポスターで、もっとも大きいシロナガスをはじめ地球上の83種類のクジラやその仲間(シャチ、イルカ)が等しい縮尺で描かれている。
この素晴らしいクジラの絵を描いたのは、科博に長く務める渡辺さんという女性スタッフだという。
もう鯨肉が日本の食文化に貢献しているなどということはないと思う。一部のクジラを食べさせる専門店があるだけのことで、日本にとってはもう要らない食材ではないだろうか。
専門店で食するなら、調査捕鯨で冷凍保存されている鯨肉だけでも十分じゃないのか?
となると、商業捕鯨の復活は政治家の選挙区対策という、これまた世界に向けて恥ずかしい政策なのである。
それより、日本の漁業全体を見直して乱獲を防いで、継続的に海産物が食卓に上る食生活の方を優先的にしてほしいと思う。クジラが増えすぎて生態系を乱しているという危惧は私も持っているが、それでは、そのも含めて海の生き物の生態系の実際はどうなっているのかを調査して対策すべきだろう。
ポスターの絵を描かれた国立科博の渡辺さんも、私の意見に与してくれると思う今日この頃である。