遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝・将棋新人王戦優勝/藤井聡太七段

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わが藤井聡太七段は、将棋タイトルの新人王戦の3番勝負で2連勝し第49期新人王となった。

10月10日に、まず1勝をあげていた藤井は、新人王にリーチ、否、王手をかけていた。報道陣が多く詰めかけた大阪市将棋会館で、本日2勝目を挙げて、前年度の朝日杯に続き見事プロ入り2度目の棋戦優勝を果たした。

新人王戦の出場資格は、26歳以下で六段以下の棋士で、女流を含む40名の枠がある。そのため、三段のプロの卵まで出場枠が拡大されていて、今年度の決勝戦は藤井七段(当初六段で出場)と出口三段(23歳)の対決となった。

藤井は年齢的には、あと10年間は新人王戦に出場資格があるのだが、七段となったいま新人王を取るには今回がワンチャンスとなっていた。

並みいる新人王候補を打ち破って決勝戦まで駒を進めた対戦相手の出口三段も立派である。彼は、23歳なので、プロまであと一歩というところでしばらく足踏みしている実力者なのであろう。三段で新人王戦で優勝すると、プロ入りへのアドバンテージの特典がもらえるところだったが、今回は涙を飲んだ。これを機に、早くプロ入りを果たしてほしいものだ。

風邪気味だった藤井聡太は、マスクをしての対局となった。風邪の影響はどうなのかと心配したが、、昼食休憩後には藤井がほぼ勝勢で、1時間早く出されたおやつのモンブランに手を付けないまま終局となった。

名人王には、過去の名人などのタイトルホルダーが優勝者に名を連ねている。名人への登竜門的タイトルを、藤井聡太は最年少記録とともにクリアした。あっぱれ!