遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

日本将棋連盟の正式免状には渡辺明名人と藤井聡太竜王の署名がなされます

上の画像は、将棋連盟がアマチュアの段位認定のために発行する「免状」です。これは、中日ドラゴンズの平田選手が連盟から授与されたもので、「第2回プロ野球最強将棋王決定戦(球王戦)」で優勝したことにより初段を認定されたものだそうです。

日本将棋連盟の発行するアマチュア正式免状は、「棋力を公認する証し」として申請された皆様へお渡ししております。免状の文末には発行の年月日とともに、時の日本将棋連盟会長と名人、竜王が一枚一枚自筆で署名を認めます。

上の連盟の免状の説明文にもありますように、免状の署名は印刷ではなく時の連盟会長、名人、竜王が直筆の署名を行います。

渡辺 明 @watanabe_1984
今日は歯医者🦷→取材→免状署名。

上の渡辺明名人Twitterは昨日のものですが、千駄ヶ谷将棋会館まで出向いて、取材を受けて免状の署名をされている日課だったようです。

渡辺名人は今期名人戦を防衛して、王将リーグ戦が始まるまでしばらく余裕の時間が持てるようで、野球(神宮球場などでヤクルトの応援)やサッカー観戦(スポーツチャンネルなど)で英気を養うようですが、連盟に行った際には署名のお仕事が待っているのでしょう。

話はそれますが、渡辺名人は6月末にAbemaテレビで将棋解説をするとTwitterで表明していましたが、もしそれが6月28日・29日の王位戦(藤井王位vs豊島九段)の解説なら、それはそれは楽しみな時間が過ごせる予定を持てます。

 

藤井聡太竜王は、愛知在住ですから、上京のたびにたまった免状に署名するということを繰り返しているのかもしれません。

全国の将棋ファンは、この免状のために頑張っている方も少なくありませんが、現在免状の署名をするのは連盟会長の佐藤康光九段、名人の渡辺明竜王藤井聡太の3人ですから、頑張り甲斐があるというものです。おそらく藤井竜王の署名欲しさに免状を取得する方も増えていると思われます。

ちなみに、免状は以下のように段位によって料金が発生しますが、アマチュアの最高峰六段だと27万5千円ですから門外不出の家宝と言っても差し支えないものでしょう。
初段33,000円 二段44,000円 三段55,000円 四段77,000円 五段110,000円 六段275,000円

私は「見る将二段」くらいですが、印刷でいいので名人・竜王の署名入り認定証を3千円くらいでお願いしたいと思います。