遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

自民、このままでいいのか/中村文則

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以下は、中村文則毎日新聞(愛知版)に寄せた連載コラム「書斎のつぶやき」。
現在の政権の問題点が短くわかりやすく書かれていて、多くの人がツイッターで紹介している。

中村文則の書斎のつぶやき 自民、このままでいいのか

安倍昭恵、加計孝太郎、山口敬之(詩織さん事件)の3人は、大きな疑惑があるにもかかわらず「隠れている」。表に出て説明するべきだと、中村は言う。

「隠れている」のは、政権の陰に隠れているのだと私も思う。「日本会議」の陰に隠れている人間も政権の周辺にいるだろう。ただ、政権とその周辺に隠れようにも、スカスカな大樹やボロボロのあばら家に隠れているようなもので、頭隠して尻隠さずよりもレベルの低い誰しもにお見通しなのが痛いところである。

安倍政権を何が何でも擁護する人たちは、たとえば枝野夫人が安倍昭恵と同じような行いをすれば大問題だというのではないだろうか、とも中村は言う。

「誰が」それを行ったのかというのではなく、「何をした」のかが問われているのである。日本国総理大臣の妻であろうが韓国大統領であろうが、それをやると裁かれて罰せられる。(罰せられる前に)まず裁かれることから逃げることは許されない、というのが民主主義の根幹にある。

最後に、安倍独裁政権のひどさは来るところまで来ている。《私たちは今、国家というものが私物化されていく、めったに見られない歴史的現象を目の当たりにしている。》《自民党はこのままでいいのか。》中村文則は結んでいる。

冷静に考えるべきであろう。