遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

佐川クンからの白紙の手紙

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佐川前理財局長の国会証人喚問。

午前の佐川の開口一番で、ああ今日は何にも出ないなとみんなが思ったはず。

過去の国会答弁で齟齬がある部分は、私の間違い、丁寧さを欠いていた、勘違いだったで片付け、肝心なところは刑事訴追の恐れがあるのでお答えできないの一点張り。

現役の理財局長の時は「確認は控えさせていただきたい」と国会で豪語したくせに、今日は頓珍漢な確認をしてございまして申し訳ありませんと深々と首を垂れる佐川クン。

ただし、安倍昭恵の関与がないことだけは断言する坂川クンだった。

本日をもって、佐川クンは、恥も外聞も気にしない沽券も矜持も何もない人間になった。国民に向けた「佐川クンの手紙」は、白紙だった。

おそらく「不起訴」とバーターの証人喚問だ。安倍の友だちにだけ「司法取引」を認めるこの国に未来はあるのか?残念だが、次行こ、次。

今日見たTBSのニュースの過去の映像で、国会に呼ばれて委員会室の控え椅子に座っている迫田英典元理財局長の顔のアップを見ることができた。ちょうど、当時の理財局長の佐川クンが答弁に立って迫田の前を横切る前の彼の顔のアップだった。

その迫田の顔は引きつっていて、「佐川!頼むぜ!」と佐川クンに視線を送っていた。迫田の恐怖に引きつった顔だと思った。この男、すぐ落ちそうな気がする。証人喚問の冒頭の署名に手が震える男だと思う。

この安倍と同郷の迫田は、悪さをして佐川に引き継いだ男なのだ、きっと。証人喚問するべきだ。

野党は、今井尚哉首相秘書官と迫田英典を絶対逃がしてはならない。次はこの二人の証人喚問だ。