遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

山中伸弥ではなくお前らこそ辞めろ

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【山中所長「強く後悔、反省」 京大iPS研の論文不正

京都大iPS細胞研究所(CiRA)の助教の研究論文に捏造(ねつぞう)や改ざんが認められたことを受け、22日夕に会見した山中伸弥所長は、「このような論文不正を防ぐことができず、所長として非常に強く後悔、反省をしております」と謝罪した。

山中教授は、ノーベル賞を受賞する前は研究費をねん出するために、つまり予算がおぼつかない自らの研究室の充実を図るために、自らも出場するマラソン大会などで寄付を募ってきた。そして、ノーベル賞受賞を機に、京都大学IPS細胞研究所が充実し始めた後も、マラソンによる寄付集めを続けている。

ノーベル賞を受賞してからというもの、おそらく分刻みの忙しい日々を過ごされていると思うので、今回の助教の論文捏造は彼が直接見つけることは難しかったと思うし、山中教授やその周辺が能力のない人間が功を焦って起こした詐欺事件に遭ったようなものではないのだろうか。むしろ被害者なのではないだろうか。そういう点では、理研の関係者ぐるみで捏造した小保方論文不祥事とは一線を画すものだ。

今般の不祥事を受けて、山中教授は研究所を辞職する考えも示唆してるようだが、それでは人類が到達した尊い研究が滞ることにもなり、なんとか辞めないで京大にとどまってほしいと思う。山中伸弥が辞めるなら、その前に職を辞する必要のある人間は星の数ほどいるのではないか。税金を遊興費に使っているような薄らバカをはじめ、大嘘つきや税金泥棒や差別主義者など「累々」といるではないか。

iPS細胞はその発見以後、さまざまな研究成果が報告され、山中教授や京大以外の他の研究者の研究が進むことを願ってやまない世界中の難病患者やその家族が存在する。そのことを思うと、さらに予算を付けてもらいたいものである。

山中さんは、日本を出てアメリカへの研究所での留学でキャリアを確実にした経緯もあるので、今の日本政府の研究職への期待度の薄さを感じて再びアメリカの地を踏むことになる可能性も否めない。予算の付け方までも無能なバカ政府だと、まじめで優秀な研究者は次々と海外へ流れるのではないだろうか。日本は明治維新後150年に臨み、150年昔に逆戻りするようなうすら寒さを感じる。