蓮舫の、たった10秒の質問に対して、安倍総理の答弁は、ダラダラと延々と続いた。こういうシーンは、「もりかけ問題」の追及時には頻繁に登場したが、さしもの山本一太委員長も安倍に「手短に答弁せよ」と注意する始末。
このように、質問と関係ないことを答えたり、わざとらしく時間を費やして中身のない答弁をしていながら、野党の質疑時間を減らすべきだという主張の自民党。
地獄へ落ちるしか救いがない自民党。
話はすこし逸れるが、国会の委員会での質疑時間のカウントが、衆参では異なる。
衆議院の質疑時間は、質問と答弁の合計時間でカウントされる(往復方式)。したがって、ダラダラ答弁が質問者の持ち時間を費消していくのである。
となると、当記事の冒頭に戻るのだが、蓮舫の質問に中身のないピーマン答弁を延々と続けた安倍のこころは何なのだろう?
●単に嫌がらせでしゃべくり倒したのだろうか。だとすれば、度し難い莫迦。
●あるいは、「ぼくちゃんの答弁、立て板に水でしょ」と誇示したかったのか。だとしたら、救いがたき幼児性。
●「もりかけ問題」から何とか国民の関心をそらせるためのビビったヒステリックな対応だとしたら。史上まれなるチキンハートの大悪人。
ま、どれをとっても救いがたい恥知らずである。これなら、あの「般若心経」の方がまだましだ。
自民党が何と主張しようが質疑時間のシフトは絶対認められない。国民がそれを認めない。