朝から参議院の予算委員会を見ていたら、中小企業庁の前田泰宏長官(上の写真)が蓮舫の質問に答弁していた。「週刊文春」に書かれていることは本当か説明せよ、と突っ込まれていた。
もしマスクを着けてなかったらよく分からなかっただろうが、委員会会議場での当の前田長官のマスクは激しくパコパコ動いていて、「息も絶え絶えの答弁」だった。
いかにも「しくじった」「ばれてしまった」「やばいな俺」というのがマスクのパコパコで分かってしまうという小者。ウソ発見器もびっくりだ。
「文春砲」によると前田長官は、2017年の米国出張の際に借りた部屋を「前田ハウス」としてパーティを催したという。その会場には、電通関係者(予算員会で平川健司と判明)などと交流していたようだ。
その後、平川健司がサービスデザイン協推進議会(サデ協議会)幹部になるのだが、その頃から経産省とサデ協議会は「ずぶずぶの関係」になっていったようだ。
小者のくせに大きなことをしようとしてもバレてしまうし、バレたとしても小者だから巧くごまかすことができないのだ。まだ修行が足りない。第一次安倍政権での大きなしくじりから見事復活した、安倍総理を見習うべし。「前田ハウス」などと、小者のくせに自分の名前など付けるな、10年早い。
渡部健の不倫報道も同じ号の週刊文春で報じられているが、この「前田ハウス」関連報道の方がはるかに重要な問題だ。
今回の持続化給付金の事務委託費769億円をはじめ、我々の血税がサデ協議会に1500億円も流れているのだ。
官邸を中心とした経産省の馬鹿役人どもの暗躍ぶりは、容認しがたいものがある。野党の政府ヒヤリングでも、財務省や総務省の役人たちは経産省の不祥事を擁護しようともしない。
この問題はいま始まったばかりだ、国会会期が来たと言って国会を閉めている場合ではない。サデ協議会への金の流れとその使い道を徹底的に明らかにすべきだ。頑張れ野党!
#国会を止めるな