遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

晴れた日にはロッカールームを飛び出そう

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きょうは体育の日、とてもいいお天気です。今年は、10月10日が体育の日と重なりました。

10月10日は、「晴れの特異日」だと言われていまして、晴れる確率が高い日だったので1964年の東京オリンピックの開会式の挙行日に選定されました。確かにあの日も空は高くはれ上がっていました。

私の生まれ育った自治体は、毎年10月10日に住民参加の運動会を開催していましたが、雨で中止になった記憶がないので、確かに「晴れの特異日」だと思います。町内対抗で競い合うために、体育の日の祝日をこの運動会のためにつぶされることに若い私はいつも嘆いていました。

さて、いい天気なのですが、私は先ほどまでアメリカ大統領選第2回討論会をCNNの同時通訳放送で見ています。トランプ候補がつぶやいたゲスな会話がワシントンポスト紙にあばかれ、彼がどんな言い訳をするのか楽しみで見ていました。

今回は市民が両候補に質問をするという形式の討論会で、最初の質問をした女性教師が「この討論会は子供たちに見せてもいい内容だと思いますか?」というものでした。この討論で予想される、トランプの人権無視の下品なセクハラ会話についての質疑を、子どもたちに見せてもいいのだろうかという強烈な質問でした。レベルの低い大統領選挙討論会に拍手、ワシントンポストに拍手、呆れてものも言えない共和党実力者たちに拍手。

トランプは、「あれは単なるロッカールームでのジョークのような会話」だと抗弁していました。ヒラリー・クリントンがベストだとは思いませんが、少なくともトランプにはロッカールームから出てきてほしくないと思います。身内と下世話な話をしていればいいだけのことです。

それにしても、あらためて思うことは、共和党の支持者たちは他に選択肢がなかったのでしょうか。日本の今の自民党総裁にも同じことを思いますが、ほかにもう少しまっとうな選択肢はないのでしょうか。自分の主張はお題目を唱えるだけのコピペシナリオから一歩もはみ出すことなく、あとは相手を攻撃したりバカにするだけしか能のない人物以外の選択肢はなかったのでしょうか。

あまりにもひどくて目を覆うばかりです。散歩でもすることにします。