遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

赤がダメなので青にするワ/米国中間選挙

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アメリカ大統領選挙(4年ごとのうるう年)の裏の偶数年は、アメリ連邦議会中間選挙の年です。

例によって、大統領選挙の投票日と同じ11月の第一火曜日が、中間選挙の投票日です。したがって本日2018年11月6日がその日に当たります。

連邦議会のうち、上院議員のうちの3分の1、下院議員全員が改選ですから、日本で言えば参院選と総選挙が同時に行われる感覚です。知事選も同日に行われる州もあります。

今回は、期日前投票を済ませている若い人がとても増えているそうです。若い人の投票先はもっぱら民主党ですので、事前の各メディアの予想では下院は民主党議席過半数を超える勢いだそうです。

若者の期日前投票は、例のテイラー・スウィフトの訴えと関係しているのでしょうか。だとしたら素晴らしいことです。

選挙の後半戦は、トランプ大統領共和党の集会で起死回生を狙って必死の形相で演説をしているのをニュースでよく見かけました。民主党の集会では、オバマ前大統領が、これまた一心不乱にトランプ政治を批判していました。

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上の画像は、民主党)と共和党)のそれぞれが優勢な州の地形でパンチを繰り出す(?)人間を形作ったものですが、ざっと数えてその州の数は同じくらいです。

「赤がダメなので青にするワ」、みたいな投票行動がとれる二大政党制が何ともうらやましい今日この頃であります。下院は民主党が大勝して、大統領と連邦議会がねじれることを切に望んでいます。

ま、中間選挙が終われば大統領選挙もすぐに始動しますけどね。次の選挙は、いくらなんでももうトランプは選ばれないでしょう。