遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

祝リオ五輪出場決定/女子バスケ

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バスケットボール女子アジア選手権(中国武漢)で優勝し、2004年アテネ五輪以来3大会ぶりの五輪出場権を獲得した日本代表が6日、成田空港に帰国した。
さすがに決勝では、開催国中国チームに負けるかと思ったが、85対50という大差で勝利したのには驚いた。驚いたけどうれしい知らせだった。

日本の男子バスケットボールは、国内のいざこざでプロリーグが二つあって、無期限で国際試合が認められない処分を受けていて、その影響は女子バスケにまで及んでいた。しかし、サッカーJリーグの元チェアマンの川淵三郎が協会の会長に座って、喫緊の改革を断固実施して、国際試合停止処分を解かれることになった。
川淵会長を改革の中心に据えたのは誰だか知らないが、その抜擢はファインプレー&グッジョブであった。(東京オリンピック組織委員会のボスなど、マイナス要素しかないというのに…。)

その甲斐あって、女子バスケはアジア選手権で全勝優勝をして来年のリオ五輪出場を決めた。
もともと日本の女子バスケは、器用でタフで走り回るバスケで国際試合では一目置かれる存在だった。1975年の世界選手権(現ワールドカップ)では、日本女子は準優勝を成し遂げた。その大会の得点王とMVPは、日本のエース生井(なまい)けい子であった。彼女は翌年のモントリオール五輪でもメダルは取れなかったものの、得点王に輝いた。

実は私は、まったく下手だったが高校時代にバスケットボール部に所属していた。その後母校の中学のコーチを2年ほどしていたこともあった。私、選手としてはまるでだめだったが、なぜかコーチとしては仕事ができて、母校の男子バスケは素晴らしく強いチームになってくれた。

話は変わって

全世界で一番競技人口の多いスポーツはなんだかご存じだろうか。
実はバスケットボール(4億5千万人)で、2位がサッカー(2億5千万)、3位がクリケット(1億数千万)、以下テニス(1億1千万)、ゴルフ(6千5百万)と続くようだ。
日本国内では、1位がウォーキング(2000万人)、次いで、ボウリング(1600万)、水泳(1300万)、ゴルフ(1200万)、バドミントン(930万)、卓球(900万)、サッカー(750万)、野球(730万)、バレー(650万)、バスケ(570万)と続く。

世界の競技人口を見ると、世界中のどこへ行っても人気のあるスポーツがバスケだと推測できる。男女の別なく盛んなスポーツで、各国の男女によって親しまれ、NBAというものすごいプロ協会も存在することでも、それが証明されている。WNBAという女子のカテゴリーもあり、日本の渡嘉敷はそこの現役選手である。
私は、1992年のバルセロナ五輪に出場した、NBAの選手たちで構成された米国のドリームチーム(マイケル・ジョーダンマジック・ジョンソン、ラリー・バードなどが出場)見たさに、BSテレビとアンテナを自宅に設置した。

ちなみに、我が家の女子3人は、バスケットボール部(娘は中学のみ、奥さんは中高)に所属していた。5人家族のうち4人までがバスケットボール経験者なのである。

日本では、女子サッカーやバレーの人気には劣るものの、女子バスケはしっかりした実力者ぞろいで、それも伝統的な実力があるスポーツ競技なのである。

五輪出場おめでとう、よくやった、あっぱれ!