遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

満場一致の金メダル/空手道「型」宇佐美里香


2020年東京五輪パラリンピック組織委員会は6月22日、同五輪で開催都市が提案できる追加種目の1次選考結果を発表し、野球・ソフトボール、空手、ボウリング、ローラースポーツ、スポーツクライミング、スカッシュ、サーフィン、武術の8つの国際競技連盟(IF)が通過した。

おそらく野球・ソフトボールが最終選考を勝ち抜け、追加種目となるのであろう。

でも、せっかく日本で開催されるのだから、空手も面白いと思う。1964年の東京オリンピックから柔道が新種目となり、その後の全世界への拡がり方と定着ぶりは、日本人として嬉しいところである。

空手も意外に世界で認知されていて、世界空手道選手権大会は1970年から2年ごとに開催されている。上記の動画は、2012年のフランス大会での女子型部門の演武。「型」は、組手のような試合をするのではなく、演武で空手の技のパフォーマンスを競うという平和なもの。

動画の演者は、宇佐美里香とおっしゃる若き日本人女子。決勝は、地元フランス人と競い合ったが、宇佐美さんの演技の途中から会場から期せずの手拍子が湧き起った。気迫とスピード感と技術の高さにうっとりする。
満場一致の金メダルであった。
何日か前、新聞の全面広告に宇佐美さんが道着姿で出ておられてびっくり。しかし、彼女の素晴らしい魅力は、動画で100%理解できる。

2020年に空手が競技種目にならなくても、宇佐美さんの演技を開会式で世界に見てもらうだけでもいいかもしれない。

ただし、メイン会場は1000億円以下で、できれば500億円くらいで造っていただきたいですな。

↓チャーミングな宇佐美さん、演武の時の彼女とは別人28号です。
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