指揮: クラウディオ・アバド
録音 1993年
モーツァルトは35年の生涯に、ピアノ協奏曲を27曲も作曲したという。
ウィーン・フィルの演奏は、特に弦楽器はあくまでも透明で、40歳のピレスの溌剌として軽やかな演奏は、猛暑の夏にふさわしい心地よさ。涼しくなる。
10番(90年)、11番・トルコ行進曲付き(90年)、14番(90年)、15番(89年)で全て1位。
生涯で800曲以上もの曲を作ったモーツァルトの旋律やハーモニーは、思わせぶりなところがなく自然で心地よい。比類なき心地よさである。
(ジャケット右の男性は、昨年亡くなられたアバド氏)
御年71歳のピリスは、今秋各地で来日コンサートが予定されている。