遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

3月8日、将棋・マラソン・ゴルフ・野球

イメージ 1

ニューヒロイン誕生か
前田彩里(まえださいり)24歳 熊本県菊池郡出身 ダイハツ所属
前田は日曜日の名古屋ウィメンズマラソンで2時間22分48秒、日本歴代8位となる好タイムで日本選手最高の3位に入り8月の世界陸上の出場件をほぼ手中にした。私はレースは見ていなかった、残念。
前田は15キロの給水地点で転倒。「結構痛くて、走っている間も“うわー、痛いな”と思っていたという」「とにかく、落ち着こう」とペースを崩すことなくレースを続けたという。40キロ以降は出場選手中最速だった。
精神的に強くて、最後の踏ん張りもきいた素晴らしいレース結果。まず、世界陸上が楽しみである。今後大きく羽ばたいてほしい。


日曜日の阪神-巨人オープン戦は、阪神の「永久欠番デー」。阪神の選手全員が藤村富美男永久欠番10のユニフォームを着けて、亡き大選手の栄誉をたたえた。ちなみに阪神タイガース永久欠番は、藤村の10番のほかには、「11:村山実」「23:吉田義男」の3人だけ。
私が子どもの頃NHKのドラマ「沢村栄治物語」で、ジャイアンツの沢村栄治永久欠番14番が刷り込まれた。これが日本最初の永久欠番だという。私はずっとタイガースファンだが、沢村栄治は現役時代を知らなくても私のヒーローだった。沢村は27歳で戦死しているが、それを知ったのも「沢村栄治物語」。子ども心にも残念でならなかった。


橋本八段が「二歩」、異例の反則負け
これは、日曜日の将棋トーナメントNHK杯戦(決勝進出者を決める準決勝戦だった!)での出来事。将棋は縦の筋に「歩」を二つ置けば反則になるというルールがある(なんと女房はそのルールを知っていた!)。そのように、縦筋に歩を二つ置くことを「二歩」と言う。
戦いが山場にさしかかりごちゃっと駒が入り乱れたゾーンで、秒読みに追われた橋本八段が(NHK杯戦では一手30秒以内に打たなくてはならない)、不注意にも同じ縦筋に二個目の歩を置いてしまった。
勝敗が決した直後は、やってしまった橋本はむろん、相手の反則で勝ってしまった行方(なめかた)八段も上気して混乱していた。私は実際の勝負映像で「二歩」を見たのは初めて。この橋本八段(32)は、風貌や発言がユニークで人気も実力も一流の若手棋士。いま「橋本 二歩」で検索したら、59万ヒットであった。ちょっとしたニュースであった。


森田理香子今シーズン2位発進
女子ゴルフトーナメントが始まった。第1戦は例によって沖縄で開催の「ダイキンオーキッドレディス」。わが森田理香子は、2013年優勝、昨年2位と、この大会との相性はとてもいい。昨シーズンは3月に1勝したきりで、シーズン後半はいまひとつ波に乗れず賞金ランキングは16位に終わった。オフシーズンは単独で渡米し自主トレに励んだという。
幸先よく、今年のダイキンオーキッドも2位でフィニッシュ。去年と同じスタートを切った。でも賞金ランキングは去年と同じではなく、せめて5位以内になるよう活躍を祈りたい。