遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

世界で一番囲碁が強いママ&医師&新聞記者

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囲碁 鈴木歩女流棋聖

朝になったら結果がわかっていたはずのワールドワイドの女子スポーツの記事を書こうと思っていたのですが、結果は明日に順延になってしまいました。

なので、予定変更して囲碁の話。

世界一囲碁が強いママ

冒頭の画像のアーモンドアイの麗しい女性は、囲碁鈴木歩棋士

現在37歳で、今春女流棋聖のタイトルを19歳の上野愛咲美から奪取しました。彼女は2人の女の子のママさんで、配偶者は日本棋院棋士で台湾出身の林漢傑(かんけつ)八段。

現在37歳」と年齢を書いたのは、囲碁はスポーツと似ていて強さのピークは20歳前後から30歳前後まで位なのが一般的だからです。鈴木の37歳でのタイトルホルダーというのは偉業だと言えます。ただし、母としての強さは年齢に関係ないというのも一般的です。

中国や韓国の事情は知らないのですが、鈴木歩世界で囲碁が一番強いママに認定したいと思います。

世界一囲碁が強い医師

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この人はまず間違いなく世界で一番囲碁が強い医師です。

元プロの囲碁棋士で、坂井秀至(ひでゆき、47歳)八段です。2019年8月に事実上棋士を引退しました。

彼は、灘高校京都大学医学部時代からアマチュア囲碁棋士として強豪だったそうです。で、医師免許を取って京大病院勤めが決まっていたにもかかわらず「医者の勤務体制では好きな囲碁を打つ時間が無くなってしまう」ことがわかって囲碁の道に進むことを決心したようです。2010年にはタイトル碁聖も獲得したトッププロでした。

彼が医師の世界に身を置いたとたんにこのコロナ禍です。出身地は兵庫県で、家業を継ぐか地元の病院で勤務医をされているのでしょうか、医師としての奮闘もお祈りしたいと思います。

世界一囲碁が強い新聞記者

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この人は、確実に世界で一番囲碁の強い新聞記者です。

一力遼(いちりきりょう、23歳)碁聖(ごせい)で、2010年に中学一年生でプロ入りをはたし、10年後の今年念願の初タイトルを獲得しました。

2020年に早稲田大学を卒業し実家が創業家でもある河北(かほく)新報(本社・仙台市)に入社し、同社東京支社編集部に所属する新聞記者となりました。

目下、天元というタイトル戦の真っ最中で、井山裕太天元相手に2勝2敗の相星で最終戦に持ち込み、12月16日に2冠目奪取にチャレンジする対局を控えています。

碁聖は、羽根九段から奪取したタイトルでしたので、井山四冠から初のタイトル奪取なるかという、記者となって充実した1年の終わりを迎えているところであります。