遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

藤井聡太七段は難敵を破って「王位リーグ」入りを決める アッパレ!

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将棋の藤井聡太七段(17)の今年最終戦は、王位戦の予選最終戦

勝てば「王位リーグ」入りして、挑戦者決定リーグ戦に進むことが決まるという大一番に藤井は見事勝利した。アッパレ!


121手の長い戦いだったが、落ち着いたペース配分で着実に差を広げていって、慎重に勝ちを決めた。

 

きょうの決勝の相手は、斎藤慎太郎七段(26)。元タイトルホルダーで、詰め将棋の能力は藤井聡太に次ぐ実力者。

決戦の前までの斎藤と藤井との対戦成績は2勝0敗で、藤井には大変な強敵。

予選最終戦が斎藤に決まった時から、きょうの一戦は楽しみにしていた。
斎藤を破ってのリーグ入りすれば、藤井にとっては大変有意義な経験になるだろうと期待していた。

そして、その願い通り見事に斎藤をねじ伏せて「王位リーグ」入りを決めた。

「王将リーグ」ではあと一歩で挑戦者になりそこねた(広瀬章人に敗退)だけに、「王位リーグ」では何とか挑戦権を獲得してほしい。

このリーグは6人ずつの紅白の2つのリーグに分かれていて、組み合わせはまだ未定だが、豊島名人や渡辺棋王を筆頭に横綱大関級の強烈に強い棋士が名前を連ねる。紅白で5戦の総当たりで上位者同士で挑戦者決定戦が行われる。

その中で藤井がどのような戦いを繰り広げるか、いまからとてもとても楽しみだ。

 

藤井聡太の通算成績150勝30敗(2019年12月27日現在)】

敗戦(30敗)の相手(21人)と勝敗内訳
■5勝1敗 都成竜馬
■4勝1敗 近藤誠也
■1勝3敗 久保利明
■0勝4敗 豊島将之
■2勝2敗 大橋貴洸
■2勝1敗 増田康宏
■1勝2敗 菅井竜也佐々木大地
■1勝2敗 斎藤慎太郎
■1勝1敗 深浦康市三浦弘行稲葉陽、三枚堂達也、今泉健司、広瀬章人
■0勝1敗 井上慶太山崎隆之村山慈明佐々木勇気、上村亘、井出隼平