遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

王位戦/淡い色合いの装いで積極的な戦略の藤井聡太七段

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先日の棋聖戦での装いとはうって変わって、王位戦藤井聡太七段は淡い色合いの和服姿で登場した。

淡いグレーの羽織と白い着物に淡い青緑の袴姿に感心した。これは誰の見立てなのかと感心して観ていた。

棋聖戦での、紗のおしゃれな濃紺の装いは、師匠がプレゼントしてくれたそうだが、藤井君の母親と師匠の見立てと聞いている。

きょうの王位戦の淡い色合いのコンビネーションも見事だった。局後のインタビューで誰かに訊いてほしかった。


ということで、王位戦は2日間みっちりAbemaTVで楽しませてもらった。

冒頭、駒を並べるところで藤井が指から駒を取り落としたところで、さすがに緊張しているのかなあと心配したが、降り駒で藤井の先手が決まり、私はもう勝ったような気でいた。

実際、Abemaのプロ棋士の解説者たちは「この戦法のこの展開で藤井さんが負けたところを見たことがない」という序盤戦で、一日目で藤井七段は優位に立っていた。

普段は200手近くも指して粘っこく食い下がるのが信条の木村王位を、95手で投了させたきょうの藤井聡太の積極的な攻撃将棋は、かなり戦略的だと感じた。

 

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最後に、どなたかが藤井七段の今後の日程をツイートしてくださっていたので以下に紹介する。

実は私のスケジュールカレンダーには、藤井七段の対局予定が入っている。私も「見る将」で忙しい夏になる。

藤井七段7月8月対局

1日2日木村王位愛知(←いまここ)
6日橋本八段順位戦東京
9日渡辺三冠棋聖戦東京
12日北海道移動
13日14日王位戦北海道
15日移動
16日渡辺三冠棋聖戦関西
18日菅井八段JT杯東京
21日渡辺三冠棋聖戦東京
25日ABEMA生放送東京
8月3日移動
4日5日木村王位兵庫