遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

基地とカジノは硫黄島へ

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衆院選は事前予想が外れることなく、自民と公明の議席数はほぼ横ばいで全議席の3分の2を確保し、残念な結果であった。

野党は選挙準備が十分でなかったし、投票率も史上最低だったことがひびいた結果になってしまった。しかし、自民党独裁政治に待ったをかけるべく、場合によっては公明党をも巻き込んで、だまされ続けている国民のための政治機軸を確立してもらいたい。

その手はじめが、沖縄普天間飛行場辺野古移設計画の白紙撤回である。
この選挙で沖縄県では、全4選挙区で自民前職の候補が敗れた(バンザイ)。11月の知事選と同様の構図で、国による米軍普天間飛行場の移設計画に反対するオール野党ともいうべき4人が当選を決めた。オール沖縄で、「基地は要らない」の投票行動をとり、結果はその勝利に終わった。

戦後70年を迎える来年は、安倍政権でそれに関する談話が出される。安倍首相が歴史に名を残したいなら、沖縄から基地を(せめて)県外移設しますと宣言することだ。

で私、県外の候補地をいろいろ探していたのだが、東京都の硫黄島がいいのではないかという結論に思い至った。無人島なので迷惑をかける住民はいないし、不沈空母の硫黄島がいいのではないかと思い至った。

1945年3月17日、硫黄島は米軍に占領され、摺鉢山に星条旗が掲げられた。その際に撮られた写真は(上記画像)、アメリカ人なら知らない人はいないほど有名な写真。(同時に、日本人は忘れたい写真であろう。)その栄光の地に米軍は沖縄から基地を移せばいいのだ。

辺野古で基地をつくる費用を、すべて(それ以上でもいい)硫黄島に投入すればいい。いまのままで硫黄島が狭いのなら海岸を埋め立ててもいい。思いやり予算も継続すればいい。ついでに、念願のカジノをつくって歓楽街も作ってやって米兵に開放してやればいい。可能ならギャンブル好きの観光客に開放してやってもいい。

そこまで誠意を見せても(誠意どころか痛みを伴う硫黄島開発なのだが)米国が硫黄島では困ると言えば、グアム島にすべて移ってもらえばいい。グアムに移るのなら百歩譲って思いやり予算も10年分くらい継続してやってもいい。とにかくとっとと出て行ってもらえ。
沖縄は知事選・市長選・衆院選でノーと言ったし、県外もノーと言うにきまっているのだから仕方がない。

絶対多数を誇る安倍政権なら、独断で何でもできるだろうから、オバマ大統領が現役のうちに直談判せよ。相手は現役の米国大統領にしてノーベル平和賞を受賞した平和主義者だから、話せばわかる。