遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

聞きこみ!ローカル線気まぐれ下車の旅

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↑「聞きこみ!ローカル線気まぐれ下車の旅」#15「青森県津軽鉄道」での村井美樹

旅番組「遠くへ行きたい」は、1970年に始まったそうで、当時高校生の私は、毎日曜日のこの番組で知らない街を歩いていた。永六輔が好きだったので、彼と一緒のバーチャルな国内旅は本当に楽しかった。その後の同番組の旅人は、伊丹十三渡辺文雄に変わっていくが、彼らとの旅も実に愉しかった。調べてみたら現在(放送回数2203回)までの訪問先ベスト10は以下の通り。北海道、長野、京都が上位なのはうなずけるが、静岡と新潟が上位なのは意外だった。
【「遠くへ行きたい」訪問先ベスト10】
1位 北海道 111回
2位 長野県 110回
3位 静岡県 82回
4位 京都府 80回
5位 新潟県 68回
6位 青森県 56回
7位 兵庫県 54回
8位 長崎県 51回
9位 奈良県 岐阜県 49回

いま好きな旅番組は、月曜8時のBSジャパンの「聞きこみ!ローカル線 気まぐれ下車の旅」。
大のお気に入りの太川陽介蛭子能収の「ローカル路線バス乗り継ぎ人情ふれあい旅」は、年4回くらいの放送なので、この「~気まぐれ下車の旅」が、毎週私の空白の時間を癒してくれる。

「~気まぐれ下車の旅」では、男女の旅人が、ローカル鉄道の沿線を行き当たりばったりで1泊2日の旅をして、地元の人への聞きこみで、名所やグルメなど10種類のおすすめスポットを紹介してくれる。
番組制作費用は、タレント二人のギャラと食事&宿泊費(スタッフたちも)とローカル電車の運賃と撮影用の車の経費くらいで、実に安上がりだと思われる。
2日間タレントを勝手に泳がせてしゃべらせて旅をさせるだけで、楽しい旅番組が作れるのだ。
ほとんど初めて見る女性陣が旅先で魅力的で、それに比べて男性陣は旅下手な人たちが多かったりして(ま、その逆パターンもあるけど)、とにかく日本の旅情が満喫できて楽しい。電車での旅も楽しい。制作して放送までのタイムギャップも短いので、季節感もよく出ているが、放送時間2時間とちょっと長いので、録画して楽しんでいる。

印象に残った旅は、以下のとおり。いつかは私も、ローカル鉄道に乗ってやる。
#14「伊豆箱根鉄道駿豆線今井雅之・にしおかすみ