長野県から始まった火野正平の自転車旅番組NHKBS「こころ旅」(2017年秋の旅)は、来週の鹿児島県編で終了し、来春までの3カ月のインターバルを置くことになる。
火野正平が駆る自転車「チャリオ」は、日本のローカル風景の中を走り続ける。日本のローカルの自然は、コンクリートの波が押し寄せ少しずつ破壊されているのだろうけど、そこには静謐な人々の暮らしや日々の営みが垣間見える。まさに日本の津々浦々にまで人の暮らしがあることが、正平とチャリオの旅を毎日見ているだけで実感できる。
東京の永田町に出て行ったおらが村や町のお偉い政治家たちは、選挙区の人々の暮らしに思いをはせることはどれだけあるだろうか。
ふるさとの村や町で、それこそ毎日「こころ旅」や「朝ドラ」を愉しみにして正しく美しく暮らしている人たちを想像するだけで、自分はどんな政治をしなくてはならないのかが、分かろうかというものだ。
海のものとも山のものとも判然としないリニア新幹線に、巨額な財政投融資が注ぎ込まれるなどという報道と、それにまつわるゼネコンやJR東海の不正というニュースと、来春から列車の本数が大幅に減らされるJR九州のニュースや、JR北海道の廃線のニュースを同時に目にすると、税金や公的資金の再配分をフェアにするべきだとの思いを強くする。
税金をたくさん納めている明石家さんまが「戦争や人殺しのアシストしたくて働いているんじゃない」と、税務署にクレームをつけたらしいが、さんまほど税を納めていなくとも、その使い道についてははっきり自己主張するべきだと、やさしい日本の納税者に言いたい今日この頃である。