遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

アジア大会2010

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福島千里100m200m2冠!!
国内競技会でもいつもどんなレースをするのか注目している。
同年の強いライバル高橋萌木子に、ゴール寸前にするりと抜かれたりしたレースも見たことがある。
今年の日本選手権の200mも高橋の後塵を拝したのだが、アジア大会では見事な勝ちっぷり。
 
どちらかというと華奢な感じで、力強い高橋とは好対照である。
福島と高橋は、まるで斉藤祐樹とマー君のようなライバル関係を連想してしまう。
この4人は実は同じ学年である、ついでにうちの長女も同学年である。
 
4×100mリレーも金メダルを願っている、高橋のためにも。
 
それにしても不思議なのが、陸上競技では中国の選手があまり活躍できていないと言うか、
いい選手が育成できていないような気がする。
ことに女子の短距離なんかは、すごく厚い選手層なんじゃないかと思うのだが、
日本女子のほうが断然強い。
その視点から見ても、福島と高橋は強いなぁとあらためて感じるのである。
 

男女サッカー金メダル!!
男女サッカーとも、しっかり決勝戦は観戦させてもらった。
男女とも初めての金メダル。W金メダル、あっぱれ!めでたしめでたし!
 
勝戦は楽勝とは言い難いゲームだったが、効率よく点を取ってアジアナンバー1に輝いた。
男女両チームとも、11人がとてもよく動いていた、あの運動量にして好結果が出たのだと思う。
なでしこジャパンの澤は、32歳とピークを過ぎてもゲームでとてもよく動いていた、
男子の永井も同じくよく動いていた。
 
リーダーが必死に動けば、チームは自ずといい方向に向くという典型的なゲームであった。
 

女子やり投げ、海老原金メダル!
もう海老原の金メダルは決まっていたのに、
彼女は、最後の6投目で日本記録を9年ぶりに塗り替えた!
これが偉い、有終の美とはこういうことを言うのだろう。
 
私なら将来のためにエネルギーをとっておくだろうに、
真のアスリートは、そういうことはしないで記録を狙いにいくのである、素晴らしい。
 
海老原と言う選手は今まで知らなかったが、投てき選手としては小柄なのに、
すごい集中力で、見事な勝ちっぷりに感動をおぼえた。
こつこつと練習してきた結果がこの「大輪の花」、めでたしめでたし。