まずは、18歳のスーパー高校生池江璃花子が金メダル6個の大活躍。18歳女子の割には、姉御のようなオーラがまとまりついていて立派。
彼女が手を振ってプールサイドに現れると、腕の長さにうっとり。(画像は水中の池江)
池江は身長170㎝で、腕を左右に広げた両翼の長さ(ウィングスパン)が184㎝もある。ウィングスパンが身長の108%という池江は、地球人としてはトップクラスに位置するらしい。ちなみに私は、100%の普通人。
彼女の泳ぎを見ていると、出場レースの多さもあって、こちらまで苦しくなってくる。東京オリンピックまでに燃焼しすぎないか心配になってくる。フウーッ。
バドミントンは男女とも日本は絶好調で、とりわけ女子団体金メダルは見事だった。彼女たちの目下の敵は国内にいるという充実ぶり。リオの金メダリストの高橋(28)と松友(26)がもっとも年長だというのも、未来を感じるいい年齢構成である。その調子で切磋琢磨していただきたい。
男子に続き、女子マラソンもメダリストが出た。野上が快走で銀メダルを獲得。安定感のある走りで見事だった。あっぱれ!
かつて、バンコクでのアジア大会でぶっちぎりの独走で日本最高記録(当時の世界歴代5位)を出した高橋尚子は、アジア大会で国際デビューし、その実力をもって世界を震撼させた。私も当時の高橋をライブで見ていて、心底驚いたのだが、野上もいい国際デビューだった。自信をもってオリンピック予選に臨んでほしい。
最後に、男子100mの山縣亮太(26)の銅メダルに拍手を送りたい。確実に100mのタイムを出してくる走りは、実に見事。3歳年下の桐生も、安定感を身に着けて活躍してほしいものだ。残されたお家芸の100m×4リレーで金メダルを期待したい。
それにしても、山縣はまたしても10秒00で、念願の9秒台には届かなかった。10秒の壁の高さ厚さはとてつもないことを実感する。