私の部門への出入りの業者さん、関東・東京から赴任のお方も多く、
家族や単身で大阪在住の方が少なくない。
そんな方々には、せっかくの関西での生活を楽しんでもらおうと、
地域の情報提供を心がけるのだが、反対に教えられることの方が多かったりする。
で、そんななかで教えられたスイーツが、
堺のくるみ餅。
そんなお菓子、名前を聞くのははじめて、
見たことも食べたこともない。
堺や泉南の部下に聞くと、有名で美味しい店があるという。
それならと、部下の大分出身で堺の住人の女子に、
何かの折にその店の前を通りかかったら、
くるみ餅を買ってきてと、頼んでおいたのが2カ月ほど前。
で、待ちに待ったくるみ餅が我が家にやってきた。
なんでも、休日には行列ができるほどの盛況だったそうで、
で、テイクアウト用のタッパーに入った小ぶりのお餅、
少し固くなりかけていたが、噂にたがわず美味しくいただいた。
できれば店内で食べるのが一番なのだろう。
で、それからしばらくして、
だんじり祭りの際に、岸和田の叔母の家から手土産で持たされた中に、
なんと、堺の店とは別の、岸和田のくるみ餅があった。
これは、まだ餅が柔らかくて、餡はクリーム色で、とっても美味しかった。
短い期間に、2種類のくるみ餅を食べられた、
幸せなことであった。
ところで、買ってきてくれた堺の部下に、
どこがクルミなのか?と尋ねると、
餡でくるんだお餅で、くるみ餅なんだと言う。
「胡桃餅」ではなく、「包み餅」なのである、
なるほどなるほど、大豆系の上品な餡でくるまれた逸品であった。