遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

くるみ餅/堺

イメージ 1

 
私の部門への出入りの業者さん、関東・東京から赴任のお方も多く、

家族や単身で大阪在住の方が少なくない。

そんな方々には、せっかくの関西での生活を楽しんでもらおうと、

地域の情報提供を心がけるのだが、反対に教えられることの方が多かったりする。

で、そんななかで教えられたスイーツが、

堺のくるみ餅。


そんなお菓子、名前を聞くのははじめて、

見たことも食べたこともない。

堺や泉南の部下に聞くと、有名で美味しい店があるという。


それならと、部下の大分出身で堺の住人の女子に、

何かの折にその店の前を通りかかったら、

くるみ餅を買ってきてと、頼んでおいたのが2カ月ほど前。

で、待ちに待ったくるみ餅が我が家にやってきた。

なんでも、休日には行列ができるほどの盛況だったそうで、

店内でも食べられるし、テイクアウトもできるのである。
http://r.tabelog.com/osaka/A2705/A270501/27001078/


で、テイクアウト用のタッパーに入った小ぶりのお餅、

少し固くなりかけていたが、噂にたがわず美味しくいただいた。

できれば店内で食べるのが一番なのだろう。


で、それからしばらくして、

だんじり祭りの際に、岸和田の叔母の家から手土産で持たされた中に、

なんと、堺の店とは別の、岸和田のくるみ餅があった。

これは、まだ餅が柔らかくて、餡はクリーム色で、とっても美味しかった。


短い期間に、2種類のくるみ餅を食べられた、

幸せなことであった。


ところで、買ってきてくれた堺の部下に、

どこがクルミなのか?と尋ねると、

餡でくるんだお餅で、くるみ餅なんだと言う。


「胡桃餅」ではなく、「包み餅」なのである、

なるほどなるほど、大豆系の上品な餡でくるまれた逸品であった。