遊びをせんとや生まれけむ

あらゆる芸術の士は人の世を長閑(のどか)にし、人の心を豊かにするが故に尊とい。夏目漱石

おでんのおすすめラインナップ

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司馬遼太郎の「街道をゆく 嵯峨散歩」を読んでいる途中なのだが、散歩の途中で司馬一行が嵐山のおでんの店に入るくだりがある。そのくだりで私は初めて知ったのだが「おでん」は「田楽」の女言葉なのだそうである。

大根は「おだい」、座布団は「おざぶ」、饅頭は「おまん」などは今でも京言葉にかろうじて生きているが、その法則で行くと、なるほど田楽は「おでん」となるのだ。60歳を超えて初めて知ることはいっぱいあるものだ。

田楽はみそ田楽だけでなく江戸時代の江戸で、醤油で煮るおでんが考案され後に全国に広がったそうだ。そういえば関西人はおでんのことを「関東炊き」と呼ぶのが昭和全盛時代は一般的だった。

別件で、「今夜も生でさだまさし」を見ていたら、「おひや」は冷酒のことだと、さだまさしとゲストの落語家が声を大にしていたいう。水が欲しい時は「水をください」と言いなさい、「おひやをください」は「冷酒をください」ということだと知った。

さて、おでんに話を戻すが、「まず昆布!コンビニおでんの良い食べ方 管理栄養士おすすめ!コンビニ飯の選び方」というwebの特集記事を読んでいたら、コ
ンビニのおでんはヘルシーでなかなかおすすめだという。
栄養士曰く、仕事帰りにコンビニで夕食を調達するのなら、ハンバーグ弁当よりおでんをおすすめするという。

私もその意見に大賛成。おでんをいくつか食べればそれで栄養価も繊維質も満ち足りている。栄養士さんも言っていたが、おでんだねのチョイスや、食べる順番に気を付ければなおさらいいと思う。そこで私が食べるのならラインナップを作ってみた。

上位打線は食物繊維を意識して、炭水化物は下位打線に配置して栄養価も一応考慮した。8番の餅入り巾着のかわりにおにぎりが入ってもいいかと思う。しかし、特集記事にもあったが、牛すじの代わりにソーセージは脂肪やリンが多いので摂らない方がヘルシーなのである。
締めてセブンイレブン調べで税込885円の夕食である。私は買ったことがないのでボリューム感がよく分からないが、ひとり暮らしの女性のためのラインナップとしておこう。足りるかな?

おでんラインナップ
1 昆布巻      (85円)
2 こんにゃく (80円)
3 大根        (75円)
4 はんぺん  (105円)
5 がんもどき(110円)
6 たまご     (90円)
7 牛すじ串  (125円)
8 餅入り巾着 (130円)
9 じゃがいも(85円)
  (税込合計885円)