長野は安曇野にある池田町立美術館。
館内には入らずに、周辺の自然がいっぱいの広大なお庭で散歩をする。
ちょうど萩の花が幾株も見事に咲いていて、私もこの花が一株ほしくなった。
花も葉も清楚でかわいらしく、花の色もピンクやムラサキや白などがあり、
枝が垂れ下がり風に揺らぐ姿は、見事なものである。
おぎやはぎは漫才師だが、ここからは、はぎとおはぎの話。
で、娘に「おはぎ」はこの萩のことだと、たいしたことのないうんちくを傾けてみた。
萩の咲く頃、つまり、秋に食べるあんころ餅が「おはぎ」で、
牡丹の咲く頃、春に食べるのが「ぼた(ん)もち」。
アズキのつぶつぶが、萩の花や葉っぱを連想させるでしょ。
ぼたもちは、ボタンのように盛り付けるからそう呼ぶのかな(?)、
と、あやふやなことをのたまいながらの、安曇野散歩であった。
ほぼ同じ食べものだけど季節で呼び名が違う、風流である。
「おはぎ」と「ぼたもち」のことを帰ってきてから調べてみたら、
以下のようなことで、大よそは私の話が合っていたので、
訂正もせずそのままにしている。
なるほどと言うことで、次にどこかで使うことにする。
きなこのおはぎも含めて、私の大好物である。